ng色々な噂が乱立している次世代コンソールの性能についてCrytekのボスが語っていますのでご紹介。






Rising cost of memory and processors will impact next-gen specs - Crytek - Crysis 3 for Xbox 360 News

Crytek社・最高経営責任者Cevat Yerli氏のVideoGamerインタビューから

※機械翻訳

現世代コンソールがスタートした頃は当時のPCよりはるか先を行っていました。しかし、PCは追いつきました。そして今はCPUもメモリも高コストですので、次世代コンソールがPCより先を行くことは不可能です。

ゲームエンジンを手がけるCrytek社ボスの発言。

既に次世代PSやXboxの大まかな性能は当然のように把握しているであろうYerli氏だけに、ある程度の核心を突いている筈です。

さて、皆さんは上記のYerli氏発言にどのような印象を持ちましたでしょうか?「え、そんなの当然でしょ」と思うのか、「時代は変わったなぁ」と思うのか・・・。

現行PS3やXbox360が発売された頃を思い出しましょう。

市販のPCで当時の次世代ゲーム機と同等のグラフィック性能を実現する為には相当なコストが必要でした。ハイエンドPCに合わせて制作されたゲームも少なかった訳ですから、自然と家庭用コンソールのゲーム品質はPC用のそれを凌駕していました。

このあたりは、期間を2005年~2006年あたりで絞って検索すると色々と見つかります。PS3は久夛良木氏のプレゼンテーションもあって「スーパーコンピュータ」扱いされていました。それはただ単純に「高性能」だったからではなく、「Cell」という訳の判らない(笑)チップがPS3を「得体の知れない存在」へと持ち上げ、消費者の期待を煽っていましたのです。PS3より1年前にデビューしたXbox360は地に足をつけたアプローチを展開していましたが、ハイパフォーマンスを誇るハードでした。

さて、2013年~2014年のデビューが予想されている次世代コンソールはどうでしょう。

次世代PSもXboxもAMDをベースとしたカスタムチップの採用が噂されています。メモリは4GB~8GBぐらいでしょうか、Blu-rayドライブは当然のように採用されているでしょう、HDD内蔵も当然なのかな・・・。といった構成でおぼろげながらの姿が見えつつあります。情報に触れるにつれ、自然と「次世代機は現行のハイエンドPCには及ばない」という認識が我々の間に定着したように感じます。

このあたりは「家庭用ゲーム機」という制限から1920×1080以上の解像度が殆ど無意味になってしまう(であろう)事も大きいのでしょう。後はどれだけ低コストで「フルHDの60フレーム」という着地点を実現するのか?に焦点が集まります。

むしろ、ハイテクコントローラ等の「ギミック」は性能を追求した次世代コンソールにこそ必要なものなのかも知れません。深い意味はありませんよ、多分。