be実に楽しみな『Beyond: Two Souls』の開発環境についてQuantic Dreamのボスが語っていますのでご紹介。





『Heavy Rain』のQuantic Dream、『Beyond: Two Souls』に新エンジンを採用した理由を語る - Game*Spark
『Heavy Rain』でもその高品質なグラフィックを実現していたのにも関わらず、敢えて新エンジンを構築した事についてCage氏は、可能性の限界を押し上げる事を楽しみたいが為にリスクを冒すとその理由を説明し、加えて自身のスタジオを“クレイジーな集団”と表現。会社の観点から言えば全くの不合理であるとCage氏は語るも、情熱的なチームのメンバーはこの状況を楽しんでいるとして、新エンジンは「私たちが成し遂げなければならなかったこと」であり、今はそれを成し遂げたと手応えを感じさせるコメントを残しています。

ゲームのために新エンジンを採用する。Cage氏も仰っているとおり、多くの人からすると経費や期間を無駄遣いしていると取られてしまうのでしょうね。

でも、プレイした人なら分かるでしょうが『Heavy Rain』のエンジンは描画に能力を割り振りすぎている為に極めて汎用性が低いものです。同じエンジンを流用するならば『Heavy Rain』に似通ったゲーム、大きく逸脱できないゲームに仕上げざるを得なくなるでしょう。現時点では『Beyond: Two Souls』の新しいインタフェイスやゲーム性の全貌が公開されている訳ではありませんし、昨年公開された映像のQTEを含めたインタフェイスは「仮のもの」である事が明らかにされています。

さて、最も多くのゲームに採用されているゲームエンジンは「Unreal Engine」でしょう。既に昨年の段階で次世代「Unreal Engine 4」が発表されていますし、今年デビューが噂されているSCEやMSの次世代機での動作も確実視されています。次世代機向けに大規模開発を行うサードタイトルの多くは「Unreal Engine 4」に収束される未来は濃厚です。

しかし「Unreal Engine 4」にも得手不得手はあるはずです。汎用故にアクションゲーム向きのエンジンという印象もありますので、動きを少なくすることでリッチな映像を追求しようとする映像的なゲームには向いていないのかも知れません。そのあたりの流れが『Beyond: Two Souls』の新エンジンだったり、スクウェア・エニックスの『ルミナス・スタジオ』エンジンなのかもね。

個人的には2013年で一番楽しみにしている『Beyond: Two Souls』ですが、やはり発売時期が気になります。SCEAが2月に開催する「Destination PlayStation」で発売時期の発表を期待したいところですが、フランスのデベロッパですからE3以降ですかねぇ。次世代機より前に発売されると思いますので、9月~10月ぐらいを期待しているのですが・・・。


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