ps4logoPlayStation Meeting 2013で発表されたPS4の新機能「Vitaリモート」についてつらつらと。





「PS4のゲームはすべてPS Vitaでも遊べます」SCEワールドワイドスタジオ吉田修平プレジデントにインタビュー【PS Meeting 2013】 - ファミ通.com
ーーPS4ではさまざまなデバイスをセカンドスクリーンとして使用できるとのことですが?

吉田 これまでもリモートプレイという形で、PS3の頃から導入はしていたのですが、対応するソフトが少ないという問題がありました。これはユーザーの皆さんからもよく指摘されていたところです。何が問題だったかと言いますと、PS3でこれをやろうとすると、CPUやメモリーなど、かなりのシステムリソースを必要としたんですね。ですので、比較的”軽め”のタイトルでしか実現できなかったんです。そこでPS4では、これをすべてシステム側で処理しようと。結果、PS4では、PS Vitaを(Wi-Fi経由で)繋げるだけで、PS4のゲームを基本的にすべて(※カメラなどを使用するタイトルは除く)PS Vitaで遊べます。ゲーム側に犠牲にする部分も発生しません。唯一、PS4とPS Vitaではボタンの数が違いますので、最適なキーアサインだけ調整してください、と開発する方にお願いしています。

ーーPS4とPS Vitaを持っている人は、PS Vitaで何か購入したりせず、PS4のゲームを遊べるようになるわけですか。

吉田 PS4の発売に合わせて、PS Vitaにはそれ用のアプリケーションをご用意しますので、それを立ち上げるだけでできます。また、このPS4とPS Vitaを繋ぐシステムにはGaikaiの技術も導入していますので、遅延を限りなく抑えた快適なプレイ環境が実現できると思いますよ。


日本では21日に正式発表されたPS4の特徴的な機能を取り上げる記事もそろそろ一段落といったところです。細々とした機能はまだまだあるのですが、もう少し詳細が出てから取り上げるとします。

さて、今回はVitaユーザには福音となりそうな「PS4-Vitaリモートプレイ」について。

現時点で発表されているPS4の機能をつらつらと見ていて「PS3の完成系」だと改めて感じました。2006年に発売されたPS3では限定的に実現されていた機能がPS4では標準となり、「デベロッパが意識する必要」が無くなりました。Youtubeへの動画投稿や今回取り上げるVitaリモートも、PS3で実現しようとすればSPEやメモリを事前に確保しておく必要があるとされています。

PS4のVitaリモート標準によって、海外におけるVitaの立ち位置や価値が変わるでしょう。

海外では携帯機でゲームをプレイする習慣は日本ほど浸透していませんし、自宅で遊ぶなら据置コンソールを選択する訳です。海外で3DSがそれなりに売れているのは「子供のおもちゃ」として買い与えているだけの話で、そういった状況でPS3とのマルチタイトルが発売されてもVita本体の魅力が訴求できるはずはありません。PS3とVitaのマルチタイトルでVita版の人気がないのは日本でも同様ですね。

SCEWWSの吉田修平氏もコメントしているように「Vitaを所有していればソフトが無くてもPS4のソフトが遊べる」というのは大きな魅力です。PS4が登場する事でVitaはようやく本領が発揮できるのです。

しかし、本来ならばPS3で「標準リモート」を実現しておきたかったところ。全てのリージョンで市場を獲得しているPS3の「お供」としてVitaが登場していれば状況は変わっていたかも知れないのです。更には「PS3の性能が不足している」というエクスキューズの真実性については若干のクエスチョンが付いています。あくまでもイリーガルな方法ですが、Vitaリモートを殆どのソフトで解放する手段を漏れ聞くからです。

これらの疑惑?を「PS4の売りにする為にPS3リモートを制限した」という判断によるものではないと思いたい。


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