100afdafa任天堂の人事についてつらつらと。





代表取締役及び取締役の異動に関するお知らせ
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今回の人事で一番注目されているのは新たに常務取締役に着任した君島達己氏です。

SBG:NOAの荒川実社長が辞任。後任は君島達己氏
米任天堂(NOA)は,同社社長の荒川実氏が(1月7日)辞任し,後任として君島達己氏が就任したことなどを明らかにした。
 君島氏は,三和銀行のニューヨークやカリフォルニア支店などの管理職を経て,ポケモンK.K.やポケモンUSAの代表を務めた人物。


とまぁ君島氏は財務出身でNOAに10年間在籍していました。あまり表に出てきた印象はありませんが、北米の任天堂を支えてきた御方です。

そして君島氏の後任として岩田氏がNOAのCEOに就きます。

Satoru Iwata becomes Nintendo of America CEO - Destructoid

岩田氏の着任によってCOOのレジー氏との関係性がどのように変わるかは現時点では判りませんが、今年のE3で大々的なプレゼンテーションを行わない事にも繋がっているのかも知れません。

レジー氏はNOAの顔として北米のゲームファンから愛されていますし、彼を見ることが出来ないのは残念です。

そして、岩田氏がNOAに出張ってくることを海外メディアは一様に歓迎している訳では無さそうです。
Satoru Iwata Gets a Promotion, Tetris Fixes Lazy Eyes and Monaco Gets Pushed Back
岩田聡はNOAの新しいCEOです。

任天堂ファンなら岩田聡をよくご存じだ。彼は任天堂のグローバルな社長で、ニンテンドーダイレクトやプレゼンテーションで頻繁に出ています。あなたが岩田氏を好きならば、良いニュースだろう。


北米では、著名なアナリストのMichael Pachter氏のように岩田氏に懐疑的な発言を繰り返す著名人もいます。

今回の北米人事に引っかかる人も多いでしょう。

君島氏を北米から日本に呼び寄せた背景として、「次期社長」の候補では?という見方もあります。年齢はちょっと気になりますけどね。

どうなる? 2013年に注目のトップ人事 | 産業・業界 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
エンタメでは、任天堂の岩田聡社長(53)の去就が焦点。山内溥現相談役というカリスマ経営者にスカウトされ、創業家とは無縁ながら入社2年目で社長に登用されてから11年目に入った。Wiiでの大成功から一転、12年3月期には上場以来初の営業赤字と苦しんだが、昨年末に発売した新型ゲーム機で巻き返しを図る。岩田社長より若い役員はおらず、最低でも2~3年は続投しそうだ。


君島氏は昭和25年生まれの方ですので、岩田社長よりも10歳ほど年上です。次期社長にしては若干年齢が上すぎるという指摘もあるでしょう。

しかし「長期政権を任せるリーダー」ではなく「大なたを振るうコストカッター」、そして「プロモーションや戦略の北米シフト」に取り組むには最適な人材です。北米とのラインは強固ですし、財務出身ですからね。

そして、新社長が最初にやることは「前任者の否定」です。

最初に否定する事が「ハードウェアへの固執」だと考えるのは私だけでは無いでしょう。