swなにやら、不穏な噂も流れているWii Uに関するホットな情報をご紹介






Has Nintendo Dropped The Games Media? | Masonic Gamer
「任天堂はゲームメディアを捨てたのか?」という海外コラム。長いので箇条書き(笑)
・ソニーはゲームを「クール」なものにした
・任天堂とサードパーティの関係はSFC以降下り坂
・任天堂はしばしば業界のトレンドを無視する(オンラインゲーム等)
・任天堂は業界の「身代わり」になって皆からキックされている
・任天堂は革新を望むが、何にしても適応するのが遅い
・任天堂はもう「諦めている」のではないか?
・任天堂はE3を放棄し、ゲームメディアを捨てた
・任天堂はゲームメディアを過小評価している

元文はちょっと長いですが、当ブログを読んでヘイトが蓄積しないタイプの人なら一読をお勧めします。

まぁメディア側からすると、今回任天堂が明らかにしたE3に対する取り組みを歓迎する人はいないでしょう。ダイレクトで「直接」お届けされてしまうとメディアは後追いになりますし、「自分たちのことしか考えて無いのか?」と思われても仕方ありません。

とはいえ、任天堂に限らず「業界のこと」を最優先する企業は存在しません。任天堂は日本でも東京ゲームショウには例年参加していませんが、その事が表だって批判されないのは任天堂が国内メディアから守られている存在だからなのかも知れません。

私はあくまでもゲームファンの一人として「E3 2013」終了後のメディアからの反応に注目したいですね。



米Yahoo: Wii Uの切迫した状況。Wiiの売上を下回る|みらいマニアックス !
任天堂は前四半期に39万台のWii U本体を販売したと報告している。総数では345万台となる。これは3月末までに400万台を販売するという目標に達しないことを意味しているが、この目標は以前の550万台から引き下げられていたにも関わらずだ。

だがこのことは、Wii Uの販売についての記録において最も屈辱的な側面ではない。なぜならT3ノートによれば、Wii Uのロンチ以来、任天堂は前世代機Wiiを約400万台を販売しており、つまりゲーマーは最新のハードより、何年も前のモデルを依然としてずっと好んでいるということを意味しているからだ。

後方互換性を備えたWii Uよりも安いWiiの方が売れているというのは何とも微妙な話です。もちろん海外でWiiは極めて廉価に販売されている事もあり、すんなりと次世代機に置き換えされる訳では無いのでしょうが・・・。このあたりはPSPとのメディア互換性を持たないVitaへの移行が進まなかった事とは状況が異なるはずです。

要するに、現時点でもWiiを購入している人は「任天堂のゲーム機」ではなく、「家族で遊べるモーション操作のゲーム機」が欲しいのでしょう。そして予算が少なければWiiを、多ければXbox360+キネクトを選択しているのだと思われます(あくまでも海外の話)

私達のように長年ゲーム業界を見続けて麻痺してしまった人間からすると、任天堂が多数獲得した「カジュアルゲーマー」という生き物はなかなかに面妖で、その生態を正しく把握することが出来ないままなのです(笑)

とはいえ、Wii Uの販売不振を解明する衝撃的な説がまろび出ています。


批判集める米国任天堂の経営戦略・・・好転のチャンスも | インサイド
集会に参加したDFC IntelligenceのDavid Cole氏は、任天堂のアメリカにおけるここ数年の経営は「すべてにおいてお粗末なレベルである」と述べ、「Wii Uの経営戦略はマーケティングのイロハを忘れたものであり、変化への決断を遅らせ過ぎていた」と手厳しく語っています。

しかし、米国内の多くはWii Uの存在を知らないだけであり、もう一度ゼロからマーティングをはじめるチャンスがあることから、今後状況が好転する可能性があることもあわせて指摘しています。


なるほど、「Wii Uの存在を知らない」ならば仕方ないですね。

なお、この傾向は北米よりも欧州の方が強いようです。

「電遊道」 ~Way of the Gamer~。ジョン・カミナリの楽しいゲームライフ【第26幕】 - GAME Watch
日本に先駆け、本日、イタリアのゲームショップで待ちに待った任天堂の新ゲーム機、Wii Uが発売される。というわけで、僕は報道者、購入者の1人として、ゲームショップに漂っていたムード、そして、お客さん達の気持ちを感じ取る為に、ローマのゲームショップに足を運ぶことにした。

任天堂による正式な体験コーナーがまだ設けられていなかったので、店側が1台のゲーム機をセットし、お客さんにWii U GamePadの魅力をアピールしていた。ほとんどのお客さんは親子だったが、Wii Uが発売されたという事実を知らなかったので、体験できるということを知ったとき驚いた様子だった。


欧州の一般層にとっては「え?Wii U発売されていたの?」という認識だったようです。

ただ、知名度を高めることはもちろん重要な事ですが、世間が認知した時点で既に「オワコン」扱いされていたのでは逆効果です。「流行っていないもの」を購入する一般層は存在しません、敢えて購入するような人は立派な「好事家」なのです(笑)