e3今週発売のファミ通に掲載されているE3インタビューをご紹介。






※今週発売のファミ通より抜粋
板垣伴信(ヴァルハラ)
・お客さんがPCやタブレットやスマホに分散しているので、今までの延長線のハードでは通用しない。
・一番遊びたいゲームは「地球防衛軍4」と「ピクミン3」

小林裕幸(カプコン)
・インソムニアックの「SUNSET OVERDRIVE」が面白かった

志倉千代丸
・PS4/XboxOneで大きな性能差はなく、個人的にはほぼ互角と感じました

名越稔洋(セガ)
・両方とも小さい(昔との比較ですが)
・性能は・・・両者同じだと言ってもいい

はしもとよしふみ(マーベラス)
・超大作とインディーの二極化が進んでいる

馬場英雄(バンナム)
・現行機よりも新世代機の方がマルチ展開がやりやすい

日野晃博(レベルファイブ)
・PS4の価格は普通に「安い」と思う

三上真司(タンゴ)
・使えるメモリーの量がもう少し多ければ良かった。
・ハードはやっぱりひとつがいい。

かなり抜粋していますので、興味がある方はファミ通誌面をどうぞ。なお、いつの間にか電子版ファミ通も木曜日に配信されているようです。この調子なら来週からスタートする電撃PSの電子版も木曜配信が期待出来ますね。

興味深いのは多くのクリエイターがPS4/XboxOneの性能を「ほぼ互角」だと表現している事です。国内外のゲーム情報に敏感なゲームファンからすると「いやいや」と思う部分もありますが、あくまでも「国内デベロッパ」という観点から考えると致し方ないのかも知れません。

何故なら、PS4とXboxOneの性能差がゲームの品質に影響を及ぼすのは「専用開発タイトル」もしくは「ハイエンドPC用ゲーム」を各々のハードに落とし込んだ場合です。このあたりはスクエニの野村氏も語っていることですし、多くの海外デベロッパがPC版を頂点として各々のハード性能に合わせて調整しています。この手法ならば、むしろ「同じ品質にする」事の方が困難なはずです。

しかし、PC版を考慮しない従来型のマルチ開発スタイルならばどちらかのハードを「リードプラットフォーム」という呼び方で基準にして開発するとされています。その際に性能に融通が効く方を「リードプラットフォーム」にしてしまうと片方の品質に影響を及ぼします。平均的な性能を基準にしてマルチタイトルを開発するならば、確かに「性能差は(関係)無い」のでしょう。

あと個人的に驚いたのは「サイコブレイク」を開発中のタンゴ・三上真司さんですね。PS4/XboxOneに搭載されている8GBメモリでもまだ不足だとは・・・私は海外インタビューでもメモリの量に対する不満を目にした記憶はありません。

まぁ「使えるメモリー」とありますので、OSが占有しないメモリの事でしょう。噂ではPS4は7GB、XboxOneは5GBがゲームで自由に使えるメモリとの事ですが、殆どのスペックを公開していないMSは勿論、SCEもそのあたりの情報は非公開です。

【西田宗千佳のRandomTracking】「PS4世代でかわること」とゲーム市場の関係 -AV Watch
――PS4で、OSが占有するメモリーやプロセッサーのリソース量はどうですか?

吉田:ゲームの占有リソースの問題ですよね? それは決まっていて、開発の方々にはお伝えしてます。しかし、情報としてはオープンにしない、という方針です。ご容赦ください。噂されている容量についてですか? それについても真偽はノーコメントで(笑)まあ。8GBありますからね……。これは相当に膨大な領地ですよね。

三上氏に対して「贅沢言うな」という声も聞こえてきそうですが、メモリスペックを使い切った次世代品質ゲームを開発しようとする姿勢だと受け取りました。(噂通りならばXboxOneの5GBに合わせて制作しているのかもですが・・・)

最後にPS4版「サイコブレイク」のトレイラーをどうぞ。



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