ps4logo主要リージョンで日本だけが遅れることが批判されているPS4の国内ロンチについて証券会社がコメントしていますのでご紹介。






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ソニー (6758):2.1%高の2135円。次世代ゲーム機「プレイステーション(PS)4」を来年2月22日に国内で発売すると発表した。会社側では日本での発売を遅らせたのは供給不足を回避するためと説明。メリルリンチ日本証券では競合するマーケットの海外では年内発売予定で、ほぼ独占的に市場を掌握できる国内の発売時期は後回しになるもようだと指摘。発売日のタイトル数は19と、過去の世代の5-6タイトルに比べるとスタートダッシュを支えるのに十分だと評価した。


勿論この「ほぼ独占的に市場を掌握」というのは日本国内の「据置次世代機市場」という限定されたマーケットのことです。日本では携帯ゲーム機の市場が巨大ですし、そもそも家庭用ゲーム市場という枠すらも将来が危ぶまれている状況です。

しかしメリルリンチ日本証券の指摘は決して的外れではありません。先日の記事でも触れたように、海外メディアは「日本は明らかに「安全」なリージョン」という認識を持っています。

PS4やXboxOneといった「次世代ゲーム機」のロンチに興味を持つ人の多くは「高性能ガジェット」に対する興味を持つ人でしょうし、その人達が「PS4が遅れるならWii Uを買うわ」という頭のオカシイ方向に進むことはあり得ません。発売される時期が近いだけで、PS4/XboxOneとWii Uはまるで異なるカテゴリの商品ですし、比較するようなものではありません。

しかしXboxOneがPS4より早く発売されるならば話は別です。今回のSCE発表を受け、日本マイクロソフトが奮起して「XboxOneの日本発売は12月にします!」と発表する可能性だってゼロではありません。極端な話、外箱もマニュアルもソフトウェアも英語のままでも問題無いでしょう。「PS4より早く国内発売する」というバリューだけで10万台ぐらいは売れるかも知れません。既に海外アカウントをバリバリ使っている人ばかりでしょうし、全く問題無いはずです。

さて、SCEJAがPS4の発売を海外より遅らせた事で国内ゲームファンから怒りの声が出ていますが、残念ながらこの人達がごくごく少数派である事も判っています。海外に遅れるなんて納得できない、年内なら幾らでも出すって人が50万人でも存在する市場ならば日本も後回しにはされなかったでしょう。

本当に早く欲しい人は海外輸入を検討しているでしょうし、高くてもeBayで入手する方法もあります。PS3に比べたら大したものではありません。

ここでSCEJAが「PS4を日本でも11月に発売します、でも「龍が如く 維新!」も「真・三國無双7」も来年2月発売だけどね」と発表すれば良かったのでしょうか?このあたりは難しいところです。

ぶっちゃけ、私は「龍維新」も「無双7」もPS3とのマルチですから「その為にPS4を買おう」という大きな切っ掛けになるのかどうかは怪しいと思っています。それよりも「CoDゴースト」や「バトルフィールド4」や「FIFA14」あたりのタイトルで「オンラインの旬」を逃してしまう方がロンチユーザにとっては痛手だと感じています。

しかし、結局、メリルリンチ日本証券の指摘通り「他に次世代機の選択肢は無い」のです。

という事でマイクロソフトが悪い(笑)


ちなみに、北米のPS4本体は全滅状態なので、現在はUK版を一応抑えています。BD再生で問題が出てくるのかな?まぁゲームが動けばいいか。引き続き北米版確保を目指すぞ。

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