ps4logoPS4とPSVitaのインターネット経由リモートについて興味深い続報がまろび出ていますのでご紹介。






電撃 - SCEワールドワイドスタジオ吉田氏が語る、プレイステーションが目指す方向性――プラットフォームからサービスへのシフト【TGS2013】
――PS4のイメージビデオでリモートプレイの様子が描かれていたと思います。PS4とPS Vitaのリモートプレイは、ホームネットワーク外のネットワークでも実際にゲームがプレイできるのでしょうか?

 2月にニューヨークで行った発表会で、マーク・サーニーがPS Vitaのリモートプレイで『KNACK』をプレイしていましたよね。リモートプレイに関してはその時からよく質問されてきたことで、でもはっきりとした解答を我々はしてこなかったんです。

 これは、まだ開発中だったからということが大きいのですが、先週のSCEJAのプレスカンファレンスで公開したイメージビデオでは、さらっとその様子が流れていて、「あれ、インターネット経由のリモートプレイでもゲームができるの?」って話題になりましたよね。

 私もTGS2013の基調講演で説明したのですが、構想段階からPS4は、PS Vitaとどこからでもつなげるようにしているんです。PS4にはプロセッサが2つあって、メインのプロセッサが落ちているときでも、もう一方のプロセッサが常に動いているんですね。そのプロセッサがあるおかげで、常にネットワークからアップデートを受けることができるようになっています。

 そして、PS4がスタンバイ状態の時でも、PS4と機器登録したPS VitaをPSNに接続させると、そのPS4を検索して接続することができるんです。ただし、この接続するときに現在のインターネットの環境を調べるんですね。そしてその環境がOKだったら、PS VitaでPS4のリモートプレイが可能になります。

 リモートプレイは、仕組みとしては提供するのですが、実際にリモートプレイでゲームができるのかというのは、PS4を接続しているネットワークの環境、そしてPS Vitaを接続しているネットワークの環境の両方の条件をクリアしている必要があります。そこさえクリアしていれば、ゲームをプレイして楽しめると思います。

出先のPSVitaから自宅のPS4に接続してリモートプレイをする為には「繋がればよい」という訳では無さそうです。使う側としては「ラグがあっても良いから繋がって欲しい」という気持ちもありますが、SCEとしては不安定な状況でリモートプレイを許可した際のトラブルも想定しているでしょう。

それに、昨今のゲームは殆どがオンライン対応ですからねぇ。PS4で早期リリースがアナウンスされている「ファイナルファンタジー14」もPSVitaリモートに関しては対応をアピールしつつも、一方で慎重な姿勢を見せています。

【インタビュー】「FFXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー吉田直樹氏インタビュー(後編) - GAME Watch
――しかしリモートプレイは夢が広がりますね。PS Vitaで極端に言えばダンジョンにも潜れるし、大迷宮バハムートにも行けると。しかも寝転んだ状態で(笑)。

吉田氏: 行けますけど、さすがに仲間に迷惑がかかると思いますよ(苦笑)。他のユーザーからは、今その人がリモートプレイでプレイしているとか確認できないですし、我々としても制限はできないのですが、バトルコンテンツまでは難しいと思いますね。

――PS Vitaのリモートプレイは無料で利用できるのですか?

吉田氏: もちろんです。PS Vita本体は必要になりますが。

――2月22日から始まるβテストではPS Vitaのリモートプレイも遊べるのですか?

吉田氏: その予定です。SCEさん全面協力のもとに頑張ってます!

という感じです。日本でPS4がリリースされる2月22日からスタートするベータテストでPSVitaリモートを実際に確認したいですな。将来的なPS4アップデート等で「相手がリモートプレイかどうか?」を確認できる機能が追加されるかも知れませんが、現時点では無さそうです。

少なくともPS4のオンラインゲームにおいてPSVitaリモートは「マナー違反」だという認識を持ってプレイした方が良さそうです。

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