100afdasfEurogamerExpoでマイクロソフトのフィルハリソン氏がXboxOneのクラウドについてコメントしていますのでご紹介。






Microsoft’s Phil Harrison Explains that Xbox One’s Cloud Can Actually Improve Graphics | DualShockers
XboxOneのクラウド機能は開発者とファンの間で活発に議論されている。議論のポイントはゲームグラフィックスを改善することができるかどうか?です。PS4のリードアーキテクトのマーク・サーニーさえクラウドでグラフィックスの品質を押しあげる事は難しいだろうと語っています。

しかし、マイクロソフトのPhil HarrisonはEurogamerExpoのパネルで反論しています。

ゲーム処理の一部をクラウド上の専用CPUにオフロードする事であなたのゲーム経験はより良いもの、より良いグラフィックス、より良いライティング、より良い物理を得られるだろう。

これはクラウドの新しい独創的な方法(それは経験をより良くするだろう)で次世代ゲーム開発をプッシュする例です。

今年2月にPS4が、そして5月にXboxOneが正式発表されていますが、双方のスペックに関しては昨年あたりから色々なリーク等で語られていた事もあってさほど目新しい部分はありません。

特にPS4は「ギミック」部分を控えめに素性重視で設計されたハードと言う事もあって議論される余地が意外な程に少ないハードという印象があります。唯一?未知数に近いGDDR5メインメモリがPS4ゲームにどれだけの影響を及ぼすのか・・・程度でしょう。

対するXboxOneに関しても大きな売りであるギミックの「キネクト」はXbox360からの発展系、更にはMS自体がコアゲームファン向けにキネクト系の露出を控えめにしていることもあって「何が売りなのか判らないハード」という印象があります。

結局「ティービー機能」や「キネクト機能」の代わりに担ぎ出されたのが「無限のクラウド」という認識を持っているファンも多いでしょう。

今回、Harrison氏がEurogamerExpoで語った上記発言がわざわざ記事になり、N4Gあたりでトップトピックスになっています。

Xbox One: クラウドは次世代ゲームのカタチを変えられるのか? (6)|みらいマニアックス !
販売されたXbox Oneの一台一台の全てに、文字通り4TFPS分のサーバ処理能力を取っておくとはっきりと確約するのでないかぎり、Xbox Oneのクラウドの目標性能についてのMSの主張は、PS4に劣る性能に挑戦し貶めるための偽りの広報上のインチキだとしか考えられない。

このように、海外メディアやファンから未だに胡散臭い扱いを受けているのが「XboxOneのクラウド」のようです。

さて、日本では鬼が笑いそうな時期に発売されると言う事もあって「ピン」ときていませんが、欧米では次世代機の発売まで2ヶ月を切っています。要するに一番メディアもファンも盛り上がる時期のはずですが、Harrison氏の発言からしてもマイクロソフトは未だにクラウド幻想に拘っている・・・つまりはライバルとの性能差は絶対に認める訳にはいかないという姿勢のようです。

既に価格も発売日もロンチラインナップも発表されている訳ですし、今更マイクロソフトがどのように騒いでもライバルPS4との性能差云々については開発者はゲームファンの間である程度の答えが出ていると言っても良いでしょう。

現時点でXboxOneの予約をしている人は性能差云々関係なしに買うでしょうし、今更「PS4より云々」とか「クラウドでグラフィクスは向上するよ」といった事を喧伝しても効果が薄いんじゃないかな?と思います。

今、マイクロソフトが本気でXboxOneのロンチセールスを少しでもプッシュしたいのであれば「キネクト」を推すべきです。Xbox360用デバイスとして2400万台を販売したキネクトにもっと自信を持つべきです。

それによってコアゲームファンから嫌われたとしても今から予約を解消する人は少ないでしょう。何故ならE3の時点でXboxOneの方針やプロモーションの方向性が微妙に食い違っていることに多くのゲームファンは気付いているからです。それでも予約をしたエックスボクサーが離れるとは思えません。

勿論、PS4同様に大勢の国内Xboxファンも海外版XboxOneを輸入購入するはずです。本体のリージョンロックは外されているはずですから、多分大丈夫・・・でしょう。レポートが楽しみですね!


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