※今週発売の週刊ファミ通より

WiiU「スーパーマリオ 3Dワールド」ディレクター林田宏一氏

・雑誌の宮本茂さんインタビュー記事をまとめた「宮本語録」を作った
・ゲーム開発でどこが肝になるのか？といった部分が判ります
・「アイデアはなるほど探し」という言葉がある
・みんなや自分が考えた提案を選別する一つの判断基準になっている
・マリオ3Dはどんな人でも楽しめるものとして究極に近い形になったと思う
・社内プレゼンはまず宮本氏に見せる
・マリオ3Dは5才から95才まで遊べるものというテーマで制作

という事でWiiU「スーパーマリオ 3Dワールド」クリエイターの林田氏インタビューがファミ通に掲載されています。ファンの間では有名？っぽい林田氏の「宮本語録」についても語っています。

4Gamer.net ― ［GDC 2012］ゲーム開発の仕事は“特別”だと思う――「スーパーマリオ 3Dランド」の林田宏一氏が語る「宮本語録」

北米時間2012年3月7日，開催中のGDC 2012にて「Thinking in 3D: The Development of SUPER MARIO 3D LAND」という講演が行われた。この講演は，「スーパーマリオ 3Dランド」の開発を振り返りながら，3D立体視の活用時に発生する問題や課題，その解決方法，そして3D立体視をどう活かせば面白いゲームが作れるのか？　などを解説していくという，とても示唆に富む内容のもの。
　加えて，随所に“宮本語録”を交えながら話が進められるなど，任天堂やそれを率いる宮本 茂氏の考え方，ゲーム制作への姿勢が垣間見える，かなり興味深いものになっていた。

まぁ私は任天堂情報に詳しい訳では無いので「宮本語録」という言葉を知ったのは今日が初めてです。最初読んだ時「うわ、気持ち悪」と思ったのは内緒（笑）

さて、最近は任天堂クリエイターのインタビューをゲームメディアで読む事は少なくなりました。海外メディアでは時折宮本氏のインタビュー記事を目にする事もあるのですが、国内は滅多にありませんよね・・・。

そのあたりは任天堂の公式ページに掲載されている「社長が訊く」あたりで色々と詳細なコメントを読む事は出来るのですが、どうにも訊き手（岩田社長）も含めて手前味噌なスタンスで構成されていますので純粋培養された任天堂ファン以外には楽しみどころが少ないのも事実だったりします。

まぁ国内メディアも都合が悪い事は聞きませんので同じようなものですが・・・。その点では昨年発売された「ピクミン3」発売時の4gamerが敢行した宮本茂氏のインタビューは結構面白かったですな。

任天堂の宮本 茂氏に聞く，「ピクミン3」の魅力――「インタラクティブメディアは，“自分”が関わっていることが一番面白い」 - 4Gamer.net

4Gamer：
　現時点でWii Uは，販売台数がなかなか振るわない状態が続いていますよね。

宮本氏：
　ええ。何より大きいのは，遊べるゲームが十分出そろっていなかったということでしょうね。そこは反省すべきところです。

このようなスタンスの質問は「社長が訊く」では有り得ない事で、かといって海外メディア程には攻撃的という訳でもなく、程よいスパイスとしてかえってインタビューが円滑に進んでいるような感じを受けました。4gamerのインタビュワー氏も上手いのでしょうけど、手前味噌だけではゲームファンが興味を持つような面白い話は聞き出せないという事が良く判ります。

それに、任天堂は世界中で評価されているゲームを多数開発しているというのに、表に出てくるクリエイターは極々少数なんですよね。勿体ないと思います。

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