VR元年






12/21に開催された「『VR元年に何が起こったのか?』2016年のVR業界を総括的検証」イベントレポートから気になる部分をご紹介。

・吉田修平氏(ソニー・インタラクティブエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ プレジデント)
・田宮幸春氏(バンダイナムコエンターテインメント AM事業部 VR部VRコンテンツ開発課 マネージャー)
・藤井直敬氏(ハコスコ代表取締役 / VRコンソーシアム代表理事)
・新清士氏(よむネコ代表)

「VRは儲かりますか?」
このお題に対して回答したのは、新氏。「VRは、今は投資のフェーズ。リターンの来る時期ではない。実際、現時点で莫大な収益を上げている企業はないと思う。今は、3年後にどうなっているのかというのをにらみながら各社が動いている状況。VRの傾向は年々変わっていくと思うし、ハードの環境が整うのには時間がかかる。そういった意味でも、この3年は我慢する必要がある」と回答しました。新氏はVRが現在成長フェーズにあると見ているようです。

「モバイルVRは流行る?」
これに回答したのは、自身でもスマホVRのハコスコを展開する藤井氏。藤井氏は、「モバイルVRは熱の問題が大きい」と指摘。「熱の問題を解決しないと、現時点ではまともに遊べない状況。少し処理が大きくなると、10~20分で落ちてしまう。例えば、最新のマシンであるDaydream(GoogleのスマホVR)であっても、処理落ちしてしまう。そうなると、長時間に渡って本格的にVRの体験をするというのはできないと思う」と回答しました。モバイルVRは、まだまだ技術的な課題が大きいようです。

SIE吉田修平氏
「来年はPlayStation VRの生産数を増やす。そうすることにより、多くの方にソフトを体験できる機会を増やす。特に、『バイオハザード7』はVRでやるとやっぱり怖い。あと、私が好きなのは、『エースコンバット7』。デモをやらせてもらったが、飛行中に本当に高さを感じる。下に島とかが見えて相当盛り上がる。そういったタイトルが来年出てくるので、楽しみにしていてほしい」

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とにかく「プレイステーションVR」の増産は気合いを入れて欲しい。というか、今のところ何台ぐらい販売されているんだろう?次の決算時期には判明するのだろうか。

あと「モバイルVR」の熱問題は気になるなぁ。スペックを頑張りすぎると例のギャラクシーみたいにバッテリが怖いし。