電撃とメディクリ






電撃オンラインの週販記事より

電撃 - 【週間ソフト販売ランキング TOP50】スイッチ『マリオカート8 デラックス』が1.8万本で1位(6月5日~11日)
 2017年度のゲーム市場は、ハードはNintendo Switchの活躍で好調に推移しているが、ソフトは今週末時点で前年同期比31.2%減の360万本と厳しい状況が続いている。

 この最大の要因は、市場を大きく牽引するヒット作の不在に加えて、ソフト間の販売格差がこれまで以上に広がっているためだ。上位200作品における販売本数別タイトル数を見ても、50万本以上のタイトルは昨年も今年も1本で変化はない[2016年度……『妖怪三国志』(3DS/53万本)、2017年度……『マリオカート8 デラックス』(Switch/56万本)]。

 しかし、20万本以上50万本未満のタイトル数は3本から1本、10万本以上20万本未満は5本から3本に減少。また1万本以上3万本未満のタイトルも50本から38本に減少し、変わって1万本未満のタイトルが122本から144本、構成比で61.0%から72.5%まで上昇している。

 さらに1万本未満のタイトルのうち、5,000本未満のタイトルは116本(昨年85本)もあり、実に全体の6割近くを占めている状況だ。

 今年2017年の夏商戦は、PS4と3DSのマルチで発売される国民的人気RPG『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』を筆頭に、Nintendo Switchのキラータイトル『スプラトゥーン2』、PS4の期待作『New みんなのGOLF』など、例年になく有力タイトルの発売が数多く控えている。

 販売格差がさらに広がる可能性も高いが、願わくば大型タイトルに引っ張られる形でソフト市場全体が活性化することに期待したい。

メディクリでも「週次販売本数の最低記録を更新」とレポートされています

今週のランキング | メディアクリエイト
ソフト総販売本数は21.1万本、前週比64.29%。今週発売の新作タイトルが少なかったうえ、来週以降に注目タイトルが多数控えていることもあり、5月第3週を下回って週次販売本数の最低記録を更新した。

「ゲーム業界」全体で考えると市場は拡大しているのかも知れませんが、家庭用、更にパッケージ中心の小売りビジネスで考えると縮小傾向が更に加速しているようにも感じます。

7/29に発売される「ドラゴンクエスト11」も正直なところスクエニや業界が期待するほど売れるのかどうか不透明です。7月に入ってから大プロモーションで普段ゲームを遊ばない一般層が周知し始めると3DS版が動き出すと思いますけど、ドラクエしか遊ばない層がドラクエ最新作を買ってもそれで終わりなんよね。