個性的





いまの若者たちにとって「個性的」とは否定の言葉である(土井 隆義) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)


2 3年前、毎日新聞記者の小国綾子さんからこんなエピソードをうかがったことがある。LINE株式会社の出前授業に付き添い、中学校を訪問した時のことだそうだ。

「友だちから言われて最もイヤな言葉は? (1)まじめだね (2)おとなしいね (3)天然だね (4)個性的だね (5)マイペースだね」との問いかけに対し、一番多かった回答は「(4)個性的だね」だったという。

「まさか!」と耳を疑った彼女に向かって、生徒たちは口々にこう語ったそうだ。

「個性的と言われると、自分を否定された気がする」「周囲と違うってことでしょ? どう考えてもマイナスの言葉」「他の言葉は良い意味にも取れるけど、個性的だけは良い意味に取れない」「差別的に受け取られるかも」等々――。

驚かれるかもしれないが、どうやらこの中学生たちだけが特殊というわけでもないらしい。

昨年、日本生産性本部が実施した新入社員「働くことの意識」調査では、昇進したいポストを「社長」と答えた者が過去最低の10.8%、最多は「役職につきたくない」の20%だった。

働き方を尋ねた設問では、「人並みで十分」が過去最多の58.3%、「人並み以上」は34.2%にすぎなかった。

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反応

これあるかも。ボッチであることより、ボッチと見られている事にたいして極端に怯えている

わかる、けど、二極化が進んでいく感じがするよね。

すげえわかるし、ぼくはおどろくほど普通のひとです。ほんとに

「個性的」が否定語なのは構わないが、友達関係の維持のために自分の「らしさ」を封印して生きるのは、相当に苦痛なのではないだろうか。 さらけ出しても友達でいられるのが友達なのでは?

わからんでもない。昔から「天然」「個性的」「マイペース」はマイナスの意味も含んでるよね。