ニンテンドースイッチ





好調な任天堂Switch、Wiiの再来1億台突破は見えた? - 日経テクノロジーオンライン


ゲーム業界に詳しいSMBC日興証券 株式調査部 シニアアナリストの前田 栄二氏に、人気の秘密を聞いた

「Nintendo Switch」は確かに売れているし、日本だけでなく、世界中で好調で、店に入荷するとすぐに売れてしまう「品薄状態」にあります。この勢いを見てゲーム業界には、「『Wii』に迫る勢いで、Wiiのように1億台も夢じゃない」と語る気の早い関係者もいます。ですが、SwitchがWiiほどに売れると結論付けるのは早計だと私はみています

(中略)

ではどうすればSwitchは「出荷台数1億台」を達成できるでしょうか?簡単なのは、携帯ゲーム機の「Nintendo 3DSシリーズ」のユーザーの取り込みです。「3DSシリーズ」の累計出荷台数は2017年6月時点で6703万台、2017年中には7000万台に達する見込みです。Switchがこのユーザーを取り込められれば、1億台が見えてきます。

 Switchは据置型ゲーム機、という位置付けですが、先ほど述べたように「携帯モード」があり、外に持ち運べます。今後のSwitchの売れ行き次第では、「据置型ゲーム機」と「携帯型ゲーム機」という2本柱体制から、据置型にも携帯型にもなるSwitchに、任天堂がゲームプラットフォームを1本化する可能性はあります。例えば、任天堂の据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機の開発チームはこれまで別々だったのですが、今は1つになっていると聞きます。今後の戦略転換への布石かもしれません。

 ただ、ゲーム事業の特性を考えると1本化はリスクが大きすぎるかもしれません。これまで任天堂は、据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機を新型に更新する時期をずらしてきました。「2本柱」体制の利点は、どちらか一方が仮に振るわなかったとしても、一方がそれを支えられるようにできる点です。例えば、据置型のWii Uが不振でも、携帯型の3DSシリーズでゲーム事業を支えられました。こうした利点を考えると、一本化する決断はなかなか難しいと思います。任天堂は次の携帯型ゲーム機の開発に、既に着手したという噂もあります。

 ただし、新型の携帯型ゲーム機は、Switchと互換性がある「廉価版Switch」になるかもしれません。例えば、人気ソフトのスプラトゥーン2は、家族や友人と対戦するためには人数分のSwitchの台数が必要となる仕様です。2人対戦なら2台、4人対戦なら4台が必要なのです。

 このような「2台目需要」を伸ばすのも、1億台の達成には必要ですが、そこでハードルになるのが、約3万円という値段です。小型で廉価版のSwitchとして使える携帯型ゲーム機は、「2台目需要」を喚起する可能性があります

全文を読む


日本のゲームアナリストでは比較的正常と評判の前田栄二氏。まぁ異常な人が悪目立ちしているだけやけど。異常な人のコラムは頭が痛くなってくるので最近は読んですらいない(笑)あれは子ども虐められるレベルで頭がオカシイ。

さて、私も3DSユーザを早期に取り込めば1億はともかく6000万台以上は可能だと見込んでいますが、前も書いたようにスイッチへの一本化を明確にし、子どもでも扱いやすく安価なスイッチライトをリリースする必要はあるでしょうけど。