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「ニコニコ動画」の低迷はサービス競争以前の、単なる体力負けなのではないか(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

 決定的なのは、ユーザーが求める画質の向上や読み込みスピードの改善といった動画サイトのサービスとして基本とされるパラメータが相対的に弱くなっても、これへの改善に踏み込めないことです。同様に、スマートフォン向けの動画配信のニコニコ動画のシェアは取り返しがつかないほど低迷しているのが実情です。ここをテコ入れしなければ、顧客の信頼を回復することは困難で、また熱量が下がるニコニコ動画に広告を出そう、タイアップ企画を持ち込もうというIPホルダーも少なくなります。

たぶん、川上さんもその周辺もそこがニコニコ動画の弱さであることは分かっていると思います。ただ、いみじくも川上さんが「(AbemaTVやYoutubeなど競合サービスと)違うところで勝負をする」と語るのも、そこで競争しても底なし沼であり、ニコニコ動画の独自性を確保できるような新機能で差別化を図り生き残るしか無いのではないか、と考えたのかと思います。

逆に言えば、AbemaTVを手がけるサイバーエージェントの藤田晋社長が「動画コンテンツ確保のために年間200億円の赤字を覚悟する」とぶち上げ、元SMAP三人組を連れてきて番組を展開する、というような多くの一般層にウケる企画はニコニコ動画では予算的にも顧客属性的にもできません。一方、Youtubeもその他動画サイトも動画サイトのサービス単体での投資額は1,000億円レベルのオーダーであり、10年前のサブスクリプションサービスの水準では第一人者であったニコニコ動画もワールドワイドの競争では日本ドメスティックの中堅事業者にすぎません。

(中略)

川上さんは「違うところで勝負をする」と言いますが、実際には調達できる資金の規模が少なすぎて、自前の開発に頼らざるを得ず、サービス開始の遅延を繰り返しながら二線級のサービスでも維持しながら独自色のある事業展開をしていく以外に方法がなくなっているのではないかと思います。


今回の発表は私も残念でしたけど、今まで画質や重さ等が改善できなかったのも「お金ないんだろうなぁ」ってのは分かりますよね。基本的に企業は「うちはお金ないから他社とは違うことやります」とは言わないので、それだけにちぐはぐさが目立ちます。

俺もニコニコはアニメ一挙がメインなので、このあたりの投資すら少なくなるようなら解約も考えようかな。代わりに先般発表されたdアニメストアのニコニコ版でもいいし。