電話が怖い





東京新聞:「電話が怖い」若者たち(上) 「まずメール」 仕事に支障も:暮らし(TOKYO Web)

 東京都の団体職員の男性(23)は、社会人になって九カ月目の今も、職場の電話が鳴るとビクッとする。同じ部署で働くのは男性含め八人。誰かが取ってくれるとホッと胸をなで下ろす。

 「誰だか分からない人と顔が見えないまま、話をするのが嫌。仕事だから失礼な対応もできない。そう思うと緊張して、ますます電話を取るのが怖くなる」

(中略)

 若者の中には、上司らが気軽に電話をかけてくるのを快く思わない人もいる。

 都内の二十代の会社員女性は高熱で休んだ日に携帯が鳴った。職場からで緊急の要件と思って出ると、五十代の男性上司。「休みのところ悪いんだけど」と切り出された内容は、自社のホームページを見れば分かる問い合わせだった。女性は「相手の立場を考えずに電話をする姿勢が信じられない」とあきれる。

 メールなどの事前連絡なしに電話をしてくる人を、否定的なニュアンスで「電話野郎」と呼ぶ人たちが出て、今年ネットの世界で話題になった。ただ現実の仕事では、クレーム対応や緊急の問い合わせで電話を使う場合もある。

(中略)

 東洋英和女学院大(横浜市)の小寺敦之(こてらあつし)准教授(情報行動論)は、若者は固定電話をほとんど使わず、メールなどテキストメッセージに慣れて育った分、電話への抵抗感があると分析。

 通信速度が格段に向上したため、メールやラインも即時性の点で電話と遜色なくなっている。小寺さんは「結果、相手の時間を奪う電話を使うよりも心理的に楽なメールやラインを重宝しているのでは」と話す。

反応

ジェネレーションギャップもあるけど、電話嫌いの人は昔からいる

「電話敬遠」じゃなくてさ、電話依存が問題なんじゃないのかね

電話が怖い若者と、メールが怖いおじさん達って、似ているよね

若者を電話慣れさせるのもいいけど、電話とかFAXを使っている人たちに既に昭和は遠い昔で、もう平成すら終わろうとしているってことを教えてあげるのもいいと思うんですよ。

仕事では電話が無駄に時間使うのっては事実なんだよなぁ。ずっと電話していて仕事している気分になっている人も少なくないし。今の若者世代が上司になる前には色々と変わっていくだろうけど。