JASRACとNHK





JASRACやNHKに感じる強欲さ、30年後には多くの人が感謝するかもしれないというお話

昨年は、JASRACが音楽教室からも著作権料を徴収するとか、NHKの受信料に関する裁判での判決など納得しにくいニュースが幾つかありました。

現代社会で会社から給与をもらって生活する人にとってはこれらの組織・団体の主張は強欲だと映るだろうと思いますし、わたし自身も?な部分があることは事実です。

ただ一部においては、フリーランスで働くひとたちの収入拡大にJASRACやらNHKが貢献している一側面もあること、そして30年先にはより多くの人がこの強欲さに感謝する可能性があるかもしれないということで今日は書いてみたいと思います。

(中略)

日本でもあと30年もすれば労働力人口の3割をフリーランスが賄う社会になっているかもしれません。このように企業ではなく、個々人の責任で働く人達が労働力人口の3割という社会においては、より個人の権利を重視する経済システムが機能することが重要だと考えます。

さらに30年後は寿命がさらに延びて、本当に100才時代を迎えている可能性があります。このような社会においては著作・印税的な枠組みを機能させることで、結果として国のコスト負担を低減できる可能性があると推測します。

・自分の意志と努力で生活を成り立たせる労働を出来る仕組みが機能していること
・自身の仕事の成果が後年になっても収益を生み出すシステムが機能していること

この2つが機能してくれれば個人でも充実した生活を続けられる人の割合は増加すると考えます。

ですので理想的には個人交渉でこのような働き方が実現することではあるのですが、これまで自分が提示されてきた契約内容や交渉結果を考えると個人・零細レベルで公共組織や専門家を有する企業と対峙することには限界があると思っています。

このような観点からすると、いまは強欲に見えるJASRACやNHKの主張も少し味わいが違って来たりしないでしょうか。


何度も指摘されている事だけど、NHKはともかくJASRACの存在は必要。運営が健全ではないのでは?徴収したお金が適切に使われていないのでは?という国民の不信感を解消してからやな。