モスバーガー





モスバーガーが「創業以来の絶不調」である、もうひとつの理由 | ニコニコニュース

 立派な専門家やジャーナリストが分析していることでどれも納得のいく話である。ただ、どなたもまだ指摘していないものの、ここにきて王者・マクドナルドと大きな差が開いてしまった背景には、もうひとつ大事な要素があるのではないか、と思っている。

 それは、「分煙」だ。

 マクドナルドが2014年8月に「全店禁煙」へ切り替えたことを対象的に、モスバーガーは受動喫煙防止法案に反対する自民党たばこ議連が提案するように「禁煙」「分煙」「時間帯分煙」と店の自主性に任せて、店頭にステッカーを貼るなどして対応してきた。

 「2003年の健康増進法の施行を受け、モスバーガーでは受動喫煙防止のため店舗での禁煙または分煙化をすすめております。店舗案内で検索できる分煙店舗は、完全密閉型分煙のみ検索できるようになっております。また、店舗によっては時間帯分煙などに取り組んでおります」(モスバーガーの公式Webサイトより)

●客数が伸び悩んだ原因は「分煙」

 では、禁煙または分煙化はどんな感じで進めているのか。公式Webサイトの店舗検索で、東京23区の「分煙店舗」(モスバーガー、モスカフェ)を調べたところ、全125店舗のうち65店舗あった。

 地域によって状況は異なるだろうが、このような分煙化を進めたことによって、16年度、17年度上半期にかけて前年比97.7%、99.3%と客数が伸び悩んだ可能性がある、と個人的には考えている。

(中略)

飲食店に設置している分煙席は禁煙席と敷居があって密閉されているものの、人の出入りやらで外にもタバコ匂いや煙が漏れてくることがある。それを嫌がる非喫煙者は少なくない。

 モスバーガーといえば、できるだけ農薬や化学肥料に頼らない国内農家の生野菜を使用するなど、健康や味を訴求していることで知られている。創業45周年を迎えた昨年は「日本のハンバーガーをもっとおいしく!」というスローガンに掲げて、バンズを10年ぶりにリニューアルした。

 そのように健康や味をしきりにPRしている飲食チェーンで、健康や味とまったく真逆のイメージの強いタバコの匂いを食事中にかがされたら――。「ガッカリだよ」と離れていく客がいたっておかしなことではない

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反応

分煙だと喫煙者、非喫煙者両方からクレーム来るけど、禁煙なら喫煙者からしかクレーム来ないからな

今時飯を食う場所が全面禁煙で無いことが間違っている。ケンタッキーも去年全面禁煙にしたので非常に使い勝手が良くなった。モスってそもそも国産にこだわったり菜摘とか出して健康志向のはずなのに戦略がチグハグなんだよ。今すぐ全面禁煙にしなさい

居酒屋みたいな愛煙家が客層に多いとこならともかく、ファストフードやレストランはタバコ嫌がる子連れの家族層が多いから全面禁煙と分煙で影響出そうってのはわかる

むしろ全店で統一したという効果が大きいのでは。 全店禁煙なら、煙草嫌いな人は安心してその店に行ける。全店喫煙席アリなら、喫煙者は安心してその店に行ける。バラバラだと両方から避けられる。調べる手間・記憶する手間というのは案外大きいもの。

そいやモスが完全禁煙しないのは理由あるのだろうか?