国民的辞書





「広辞苑」に相次ぐミス指摘 “国民的辞書”揺らぐ信頼 (1/3) - ITmedia NEWS

・10年ぶりに改訂された岩波書店の国語辞典「広辞苑」第7版(12日発売)をめぐり、台湾が中国の一部と記載されただけでなく、ミス指摘が相次いでいる。同社は25日、一部について公式ウェブサイトで誤りを認め、謝罪文を掲載。“国民的辞書”の信頼が揺らいでいる。

・「LGBT」を「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」とする記述に対し、「LGBは性的指向と関係する言葉だが、Tは身体的な性と心の性の不一致を示す『トランスジェンダー』で性的指向とは関係がない」などとインターネット上で指摘

・広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ自動車道「しまなみ海道」についても、海道の経由地を山口県周防大島町の屋代島(通称・周防大島)と、愛媛県今治市の大島を取り違えて説明

・寺での役職などを示す「坊守」を「浄土真宗で、僧の妻」としたことについて、岐阜県で坊守を務める男性(65)が「女性住職の配偶者や家族も坊守になれる」と、訂正を要求

・早稲田大教育学部の金井景子教授は「更新されてしまうインターネット情報より、紙媒体に信頼を置くよう学校現場では指導している。新語は専門家でないと正確な意味は分からない。もっと丁寧に調べてほしかった」と苦言を呈する。

反応

紙媒体でも誤記や誤字はよく見るよね。でも辞書はやっぱり間違ってもらっちゃ困るね

紙媒体の辞書は学生時代にお世話になったので嫌いではないですが、スマホが普及した世の中でわざわざ紙媒体で調べ物をしなくなりましたね。今の学生はどう勉強しているのでしょうか。

もちろん10年前もネットはあったが、2010年からスマホの普及率が10%から70%に上昇したというデータもある。ミスが増えたというよりも、指摘が増えたとはいえないだろうか。

ミスに関してはSNSで指摘が共有されやすくなったってのが大きいかと。テレビのクレームとかもそうだよね。そのあたりは「昔は良かった」ではなく時代に適応しないと。

あと、今回の件とは別の話として、未だに「紙媒体を信じろ」って指導もいい加減古いような気もするけどね。10年後、20年後はどうなん?