コラーゲン





「コラーゲンが肌に良い」はニセ科学か、それとも…ひとつの答え(伊与原 新) | 現代ビジネス | 講談社(4/4)

東京大学大学院で地球惑星科学を専攻、大学勤務を経て作家デビューし、ニセ科学の持つあやしい魅力と向き合うサスペンス『コンタミ 科学汚染』を上梓した伊与原新氏に聞いた。

(中略)

コラーゲンは肌に張りや弾力を与える働きをしている。だから、それを食品やサプリとして摂取すると、美肌効果があるはずだ。きわめて直感的で、わかりやすい理屈である。実際、コラーゲン鍋を食べた翌日は肌がぷるぷるだという女性たちの声は多い。

だが、コラーゲンはタンパク質の一種だ。いくら摂取しても、胃や腸で分解され、アミノ酸として吸収される。それらが体の各部位でタンパク質として再構成される際も、コラーゲンになるわけではない。摂取は無意味、つまり、ニセ科学である。専門家を含む多くの人が長年そう指摘してきた。私もその一人だ。

ところが近年、話はそう単純ではないらしいということがわかってきた。コラーゲンに特有のアミノ酸を含む化合物を摂取すると、体が「コラーゲンが壊れている」と勘違いし、その生成を促す。そんなメカニズムが働いている可能性を示唆する研究結果が報告されているのだ。

断っておくが、コラーゲンが美肌に効くという強いエビデンスは今も得られていない。商品の宣伝文句に使うべきではないだろう。ただ、コラーゲンを摂っても胃の中で分解されるから無意味だという説明は、やや乱暴に過ぎたということだ。

科学は間違う。だが、科学はすすんで自らの間違いを探し出し、修正しながら進歩する。そこが科学のもっとも優れた性質だ。逆に言えば、歩みを止めた時点で、科学的言説もまた一つの“物語”に堕してしまう。それが、私がコラーゲンから得た教訓だ。

反応

まぁ、これで「飯」食うてる人も多いからねぇ。効くか効かないかは、ワシには分かりませんが。

効いた気がするだけで充分なんよ

ヒアルロンといいコラーゲンといい

タダで配るならともかく、それで商売するのはアウト

プラシボとはまた別なんかな。