運動





運動しても体重が減らないのは、運動時以外の行動が変化するから - GIGAZINE

何年ものあいだ研究が行われることによって「運動は減量のために最も適した方法ではない」ということがいくつもの研究で示されています。マウスを対象とした新たな研究ではその理由として「運動をした後、マウスはエネルギーを温存する行動を取る」という非常に興味深い内容が示されています。

過去に行われた多くの研究では、「運動を行った被験者の体重減少は数学的な予想よりも少ない」ということが示されました。今回研究を行ったヴァンダービルト大学の動物研究者らは、このことに対し、「運動を行った後、人や動物はより貪欲になり、多くのカロリーを摂取するようになるのでは?」「あるいは運動時以外の部分では座りがち・休みがちになるのは?」と仮説を立てました。

(中略)

研究者らは車輪付きのケージに若く健康で通常体重の12匹のマウスを入れ、行動をトラッキングしました。このとき、最初の4日間は車輪が固定されていましたが、次の9日間は車輪は固定されていなかったため、この期間中マウスは自由に車輪の上を走ることができたとのこと。

観察と測定の結果、車輪での運動を行うことによるマウスのエネルギー消費量は非常に大きいものであるとわかりました。また、運動量が増えたからといって、消費したエネルギーを取り戻そうとマウスが食事量を増やすことはありませんでした。

しかし、車輪を使い出した直後から、マウスは行動を変化させました。車輪をロックしていた時はケージ内をうろついていたマウスたちは、車輪のロックを外すとうろつかなくなったのです。特に車輪固定時には見られた「長い距離を歩き回る」という行動が少なくなり、マウスたちは車輪を上で走り、残りの時間は車輪の外で休憩するか、あるいは短い散歩を行うかという行動パターンになったとのこと。ヴァンダービルド大学の分子生理学者であるダニエル・ラーク氏は「車輪外でのマウスの行動の変化は、車輪によるカロリー消費を打ち消します」と語っています。

車輪の固定が外された後のマウスはエネルギーの消費量が摂取量をわずかに上回ったとのことですが、もし車輪の固定が外された後でもマウスが車輪が固定されていた時のように動いていたら、1日の消費カロリーは45%も大きくなったであろうと見られています。

なぜマウスの行動が変化したのかは不明ですが、「疲れたか、時間がなくなったからでしょう」とラーク氏は説明しています。また、動物の体や脳がエネルギー不足を感知すると脳に「スローダウンするように」という信号が送られ、エネルギーを保存し、ホメオスタシスを保とうとするがゆえに体重が減らないのだとも考えられています。

反応

これは昔から思ってた。だから疲れを強く感じない程度の有酸素運動をするのが最も効果的という結論に至っていた。同様に食事を減らすと元気がなくなって運動量が減るので制限したカロリー分だけ痩せることも無い

そうだと思う。何も考えずに生きた姿こそあるべき体型だと思うし、あんまり無理して減量とかすべきじゃないと思う。無理してでも痩せた方がいい!みたいな価値観が社会を支配していて、かえって窮屈だしね

生活内容を一切変えずに、運動だけを取り入れる必要があるってことか。でも元から1日中ダラダラした生活してたら、あんまり関係ないのかな

まぁ無理はよくないって話だ。