カシオ、コンパクトデジカメから撤退へ　　：日本経済新聞

　カシオ計算機は24日までに不採算のコンパクトデジタルカメラから撤退する方針を固めた。コンパクトデジカメの出荷台数は激減しており、今後の市場拡大が見込めないと判断したもよう。今後は高付加価値なカメラ製品に特化する方針だ。デジタルカメラ事業は2017年３月期に５億円の赤字だった。

（中略）

13年度に全世界で190万台弱だったカシオのデジタルカメラ全体の出荷台数も16年度には67万台まで急減した。これを受けて17年には不採算事業のデジカメと楽器など３つの事業部門を統合。開発資源を集約するとともに、各部門の要素技術を掛け合わせた新製品の開発を進めてきた。