人喰いザメ





「人食いザメ」なんてこの世に存在しない、と断言できる理由(沼口 麻子) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

世界でたったひとりの「シャークジャーナリスト」の沼口麻子氏

(中略)

世間でよく言われる「人食いザメ」とは、わたしたち人間がサメに対して抱いている勝手なイメージです。彼らが好んで人を食べるなんてことはありえません。

データもそれを物語っています。

アメリカ人の死因を調べた統計調査によれば、1959年から2010年までの約50年間で、サメに襲われて死亡した人は26人。年間平均で0・5人ほどです。

ちなみに、同じ期間に落雷が原因で亡くなった人は1970人、年間平均で37・9人。サメに襲われて死ぬ確率は、実は雷に撃たれて亡くなるよりもはるかに低いのです。

それでもサメが人に噛みつくことがあるのは事実で、サーフィン中に起こる事故がほとんどだと言われています。

なぜなら、人がサーフボードにまたがって座る、あるいはパドリングをする姿を海中から見上げると、サメの好物であるアザラシやウミガメそっくりに見えるからです。

アザラシやウミガメを好んで食べるイタチザメに、サーファーがアタックされたというニュースが、サーフィンのメッカ、ハワイでときおり報じられます。


かといって襲われる可能性はあるので注意するにこしたことはないね。サメってジンベイザメしか見たことないわ、人を襲わないので有名なサメだけど。