裁量労働制





「裁量労働制」対象拡大へ再始動 厚労省まず需要調査  :日本経済新聞

 厚生労働省は今秋、あらかじめ決めた時間を働いたとみなす「裁量労働制」の対象業務拡大に向けた検討を改めて始める。今国会で成立した働き方改革法の原案に当初は対象拡大が盛られていたが、同省による調査データの不備で撤回を迫られた。ただ柔軟な働き方を一段と進めるため、早期に議論の仕切り直しを求める声は経済界を中心に強い。同省は統計学の有識者らでつくる検討会を立ち上げ、議論を再始動する。

(中略)

6月末に成立した働き方改革関連法では一部の専門職を労働時間規制から外す「脱時間給制度」を設けた。当初はさらに企画型の裁量労働制の対象に、一定の専門知識があり顧客の経営課題を解決する提案型の営業職などを加える予定だった。

 ところが、裁量制で働く人の方が一般労働者よりも働く時間が短いという厚労省の主張の根拠だった調査に誤りがあることが発覚。野党が猛反発し、政府は裁量制拡大を法案から削除することを余儀なくされた。

 厚労省が早期に議論の仕切り直しに動くことには、野党や労組から批判が出ることも予想される。「提案型の営業職」に対象を広げるという従来案を単純に踏襲しても、理解を得ることは難しい。裁量制の対象にふさわしい業種は何かといった、そもそも論からやり直すことになりそうだ。

裁量労働制データ不備で処分 厚労省の幹部5人(ホウドウキョク) - Yahoo!ニュース

裁量労働制に関する労働時間のデータミスが相次いだ問題で、厚生労働省は、担当局長を懲戒処分、事務次官を訓告とするなど、5人を処分した。

(中略)

厚労省の山田雅彦人事課長は、「国会の審議等に重大な支障が生じたことをおわび申し上げます」と述べた。

この問題は、厚労省が、裁量労働制で働く人の方が、一般労働者よりも労働時間が短いとする誤った資料を作成したもの。

反応

データの不備があっても関係なく法案が通るのに処分して意味があるのだろうか?
処分するなら法案成立させた議員、官僚のお偉いさんも含めて責任取るべきだと思う。
議員達に取ってお小遣い程度の減給では反省もせず詐欺等でほとぼり覚めれば悠々自適な暮らしがあるから改善されないのだろうね。


安倍のためにした悪事の処分なんて軽いもんだろうな。
「これからはもう少しうまくやれ」と言われるくらいだろ。


止めるべき厚労省がこれを推進してる時点でもうね

「早期に議論の仕切り直しを求める声は経済界を中心に強い」そりゃそうだ。奴隷労働者マンセー。派遣労働法も切り崩されてごらんの有様。裁量労働制も切り崩し開始。そして高プロに手が掛かるのも時間の問題

1995年以来裁量労働適用されてきたが、このうえどこに追加需要があるんだよ! もうそこらじゅうで使ってるよ!

誤「柔軟な働き方を一段と進めるため」 正「柔軟な働かせ方を一段と進めるため」 本音「柔軟な奴隷化を一段と進めるため」

これ「高プロ」の年収条件と同じで、今後ますます拡大する可能性が高いのよね。気がつけば殆どの職種で裁量労働制という名の働かせ放題状態になっていても驚かない。

次の担当者はバレないよう工夫してくるだろうなぁ・・・