家庭用ゲーム





ジャンクハンター吉田の車椅子からみた東京ゲームショウ - 東京ゲームショウ2018

このままでは子どもに今の家庭用ゲームの文化が継承できなくなってしまう懸念も生まれた。今の子どもたちの間ではスマフォやタブレットでゲームを遊ぶのが当たり前になりつつあり、コンソールとゲームソフトのパッケージを購入する昔ながらのゲーム文化がこのままでは終わってしまうだろう。

その答えは筆者が車椅子だったからというわけではなく、ゲーム産業に携わっている人たちの高齢化によるものだと感じてしまう。20年前は小中学生たちの将来なりたい職業にゲームクリエイターが常に上位へ君臨していた時代もあった。それが今はどうでしょう。YouTuberに食われているんですよ。

つまり、スマフォやタブレットを使ってゲームもやるけど、YouTubeで動画を観ている視聴時間のほうが長いってわけですね。現在のゲーム産業では若い人が育っていないことにも起因していると思うが(特にゲームライターや編集者は40代以上が大半)、インターネットでの動画配信の普及でゲームプレイの配信がポピュラーとなったことで、キツい言い方かもしれないがゲームメーカー側もモニターの向こう側のお客さんたちしかマーケティングをできてないようにも思えてしまう。

何もしなくても自社のゲームをプレイ動画作ってネット配信してくれているから大丈夫というのはマーケティングするうえでは間違い。実際にリアルでゲームユーザーに触れ合えるチャンスはTGSのような催し物。そういう場で、そして未来があり、将来を託さなければいけない子どもたちに向けてゲームの見本市は今一度見直さねばいけない時期でもあるでしょう。ゲームユーザーもゲーム産業と共に高齢化していることですしね。


ここ数年、スマホゲームとゲーム動画や実況ブームあたりが家庭用市場を少しずつ削ってきている訳で。PS4世代は辛うじて市場が成立していますけど、次の世代移行で一気に崩壊に近いレベルで縮小する可能性もあるのよね。