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任天堂、「スイッチ」勢い欠く 年末商戦に懸念  :日本経済新聞

任天堂の主力家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が勢いを欠いている。同社が30日に発表した業績自体は堅調だったが、けん引したのは昨年出したゲームソフト。起爆剤として期待した新作のゲームソフトシリーズは伸び悩み、年末商戦に懸念を残す。ゲーム機の勢い不足が続けば有力ソフトがそろいにくくなり、さらに魅力を失う悪循環になりかねない。

(中略)

スイッチ本体の伸び悩みも招いている。昨年は発売後に大きな人気となったが、4~9月は507万台と前年比4%増にとどまった。国内販売が減少したのに加え、売上高の半分弱を占める米州でも減速気味だ。任天堂は今夏以降、米国の小売店で本体とソフトのセット販売を相次ぎ始めた。期間限定でソフトを半額などで買えるようにし、本体販売を下支えしようとした。取引先幹部は「北米での苦しさを象徴している」と指摘する。

「業界の目はすでに(任天堂の競合の)ソニーの次期ゲーム機に向いている」(ソフト会社幹部)との指摘もある。ソフト会社は開発資源をどのゲーム機に振り向けるかが重要な経営戦略。スイッチよりソニーの次期ゲーム機を重視し、スイッチのソフトがそろわなくなればゲーム機としての魅力は薄れてしまう。

30日の記者会見で古川俊太郎社長は「当初から今期のスイッチ販売は後半に集中する見通しで、進捗は順調」と強調した。「ポケットモンスター」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」など、過去のゲーム機から人気が続くシリーズの投入で再びスイッチに勢いをつける戦略を描く。

ゲーム商戦の本番は年末だが、直前までの勢いが左右する要素は大きい。任天堂は今期、2000万台というスイッチの販売目標を掲げるが、「社内では1700万台程度に目線が下がっている」(取引先)との声も出始めた。業績回復の船頭だったスイッチがつまずけば、同社の支えを失うことにもなりかねない。


1700万台もどうなんだろ。ポケモンはともかく、スマブラ興味ある人って既にSwitch持ってそうなんよね。任天堂ファンが好きそうなゲームを既に多数発売しているわけだし。

これ以上伸ばすには任天堂ゲームファン以外が興味を持つ独占タイトルを定期的に出さなければ厳しいかと