美術





アメリカの美大で「アニメや漫画の影響を受けた作品は一切認めない」と指導→ 業界人を巻き込んだ大論争に発展 : ユルクヤル、外国人から見た世界

アメリカのある美術大学で「アニメや漫画の影響を受けた作品は一切認めない」とする規則が言い渡された。これが業界人を巻き込んだ論争に発展している。

議論の発端は、生徒宛てに送られた一通のメッセージだった。

美大”Ringling College of Art and Design”のJim McCampbell主任教授が、コンピュータアニメーション学科の受講生に「アニメや漫画の影響を受けた作品は一切認めない」とする内容のメールを送信。

すると、同校卒業生でCGアニメーターのMicah Breitweiserさんは「芸術に影響を及ぼしてきたアニメを否定するとは、いかに偏屈で無教養な態度か」と猛反発。さらに「これのどこが芸術学校なのか?」と疑問を呈したことで、大きな注目を集めた。

この論争は業界にも大きな波紋を広げているようだ。

PS4『ラストオブアス2』のコンセプトアートを務めるAshley Swidowskiさんは「アニメという1ジャンルを学生に探求させない学校側の姿勢は無責任かつ問題だろう」と言及。

Netflixアニメ『悪魔城ドラキュラ』のSamuel Deats監督は「教師は学生に自分の好みを押し付けるのではなく、基礎を教えることに徹すべきだ」とコメント。また「若いアーティストにとっては、先生なんかよりもトップアニメーターの作品から学ぶことの方が大きい」とも付け加えた。

反応
アニメや漫画が"高尚なアート"として権威に認められたらおしまいだよ。

指導内容は全く許せんが、何でこんなこと言ったのかは理解もできるし納得してる。正直、こんだけ日常に溶け込んでる状態で、影響を排除なんてできんでしょう

業界人を巻き込んだ大論争に発展。先生の気持ちも分からんでも無いけどね。もう少し広い分野の作品を見ろって事だろうしな。てか、視野が狭いと、ああゆう駄目人間達に成り下がるしな。

この教授は先生であって芸術家では無いんだよ。芸術家として物事に境界線を引く事は死!結局、流れの無い澱みの住人なんだよ。

わたしも中学の頃、夏休みの課題とかのポスターとかはアニメや漫画テイストの絵は禁止だったから苦労したなぁ

学生の時期は幅広く吸収した方がいいってのは理解できる。ただ、教授が単にアニメや漫画を毛嫌いしているだけなのかもしれんので、そのあたりは普段接している学生でないとニュアンスはわからん。