あなりすと!





【月間総括】SIEのE3不参加は次世代PSの遅延を示しているのか? - GamesIndustry.biz Japan Edition

 PS5がどのような仕様になるかは現時点でまったく分からないが,一つ言えることは相当なハイスペックマシンになるだろうということである。メインのAPUだけでなく,DRAM,HDDも大容量になるだろう。
 サードパーティのAAAと呼ばれるゲームは,フォトリアルやオープンワールドの作品が主流であるが,これを実現するには高性能マシンにする必要がある。MicrosoftもSIEも,ゲーム機に求めているのはこれを実現できるハイスペックであると考えるのが妥当だ。
 その一方で,ハイスペックマシンは半導体と電子部品を大量に消費する。しかし,PS4が発売された2013年と現在では状況が異なり,半導体をはじめとする電子部品のあらゆる用途での需要が増加し,調達コストが上昇している。
 ゲーム機は初動が大事であることは連載の初期でも述べた。部品が十分に調達できず,大量生産できないと初期の勢いを維持できない。その点からもPS5の発売タイミングは2020年末が妥当と考えたということである。
 2020年末が発売時期なら,発表はE3よりもあと,年末商戦よりも早い時期での発表がよいとの判断になり,E3への出展を取り止めたということではないだろうか?

 そのうえで,ゲーム業界,投資家,マスメディアを俯瞰すると,現時点でPS5の成功は間違いないと考えられているように見える。高性能マシン,サードパーティのAAAサポート,ソニー(6758)が得意とするデザイン性を考えれば,失敗は無いと考えるのは常識的な判断であろう。
 ただ,エース経済研究所では現時点では成功はまだ約束されていないと考える。製品が発表されたときのデザイン・スタイルを見て判断したい。

(中略)

エース経済研究所からすると,SIEはPS4を魅力的な商品だと考えていないように見える。MicrosoftのXbox Oneシリーズが値下げすることに対抗したとのことだが,米国ローカルでしかないXbox Oneをそこまで恐れる理由がいま一つ分からないというのが正直なところだ。

 最後に,マスメディアではSwitchの販売が今後低迷するとの懸念があったが,今のところ,そのような兆候は見られない。ポケットモンスターの発売後再び勢いを増してきたように感じる。繰り返しになるが,サードパーティのAAAタイトルでハードの販売は決まっていないということであろう。


安定の安田節だけど、PS5がPS4のように成功するとは俺も思わないなぁ。