こんちゃん









Q ソニーへの売上が増えているが、これはDLコンテンツの売上が増えているからなのか 近藤:DLコンテンツももちろんあるが、並行してダウンロード版の売上が伸びたから。『閃の軌跡』がメインだが、ここ2年、パッケージ版に比して伸びているので、それが寄与している
近藤:デジタル販売の規模は売上全体の25%ほど。ダウンロード版を購入することに抵抗がなくなってきた。業界では「『モンスターハンター:ワールド』(カプコン)をきっかけにデジタル版の販売が伸びている」と言われている

Q PC版『東亰ザナドゥ』『閃の軌跡』を日本語で出す予定はないか(おま国問題)
近藤:タイトルによっては日本語版も積極的に考えていく。PC版をSteamで展開しているプロセスだが、僕らはPS4版を作っていて、ライセンスアウトした北米のパブリッシャーがPC版を作り直している

なので、日本語版を作るかは、現地のパブリッシャーの意向次第。「やりたい」といったら、基本的に許諾している。展開していないものについては、僕らの方からもお声がえして展開できるようにしたい

Q PC版『イース8』を出した時、発売日が遅れたり、バグがたくさん出たりした。ライセンス先に品質管理を求めたりしたか
近藤:該当するライセンシーに徹底的な調査をお願いしている。翻訳の質が低かったり、英語版なのに日本語版が混ざっていたりしたので説明をお願いした

翻訳は「実績のある担当者がついていたが、多忙な時期だったので見落としが多発した」という報告を受けている。先方のライセンシーとは「今後は発売日重視ではなく、クオリティー重視で期間をとろう」と協議している

日本語が混じっているのは見れば分かるバグなので、社内でもある程度の規定を設けて、英語に卓越したスタッフばかりではないが、できる限りのチェックを行う。今回のバグで、ご心配をおかけして申しわけない

翻訳の修正と音声も収録し直して、修正プログラムとして配信して対応したためPC版が遅れた。販売は順調で、Nintendo Switch版は日本国内では苦戦しているが北米は順調に伸びている。影響がなかったとは言えないが、深刻ではないととらえている

Q 開発体制について。完全新作を年1本作るイメージを持っているが、年2本作る体制にしたいとかはあるのか
近藤:かつては1年に2本以上作っていたこともあるので、今後会社を続けていくためにも、そういった体制は重要と認識している

最近、軌跡シリーズのような大作型RPGが売れていることもあって、そこに人数を入れてしまっている。積極的に人員を募集していて、制作レベルを維持するためにも、長くお付き合いできる人材を入れている

大きなタイトルにベテランが拘束されるので、人員を増やして、ほかのところにも振り向けたい。30代後半~40代が多くを占めるプロデューサーやディレクターを育てていく。タイトルを増やして、プラットフォームを広げていきたい


イース9も日本一ソフトウェアがローカライズすんのかね。正直、PC版は人を増やして自社で展開すべきやと思うけどなぁ。