お年玉






お年玉で子どもに「大人買い」を経験させよう!使い道1位の『貯金』が残念なワケ - 高井浩章

バンダイの調べによると、この「あぶく銭」の使い道、第1位は「貯金」で4割弱を占めます。貯金は「使い道」とは言えないのでは、とも思うわけですが、ここにはカラクリがあります。もらったお年玉のうち、自分が自由に使える金額が「半分未満」という子どもが4割以上を占め、1割強に至っては「0円」だというのです。親がお年玉を預かって、その大半が貯金に回っているわけです。

自分が小さかった頃、「貯金しておいてやる」と親に騙されてお年玉を巻き上げられていた恨みを横においても、「これはいただけないな」というのが私の印象です。

「お小遣いの10倍」というインパクトは、子どもだからこそ感じることができるものです。大人になれば、あるいは大学生になってバイトでも始めれば、2~3万円というお金が持つ価値は「ちょっとした余裕資金」ぐらいに大きく下がってしまう。

それなら、貯金などせず、普段なら手が届かないものや、お小遣いではチマチマとしか集められない本、ゲームなどのアイテムの大量購入など、いわゆる「大人買い」のような使い方を子ども達に経験させてみてはどうでしょうか。好きなアーティストのライブの最前席のチケットを買ったっていい。とにかく、派手に使う。

旅行や運動会などの非日常的な経験は、長く記憶に残りますが、お金に関してはそうした機会がなかなかない。だから、お年玉は「いつもと違うお金の使い方」をするチャンスとすべきです。

(中略)

「大人買い」が一番のオススメですが、中には「ほしいモノが特にない」という子どももいるでしょう。あるいは、一年分のお年玉では欲しいものに足りないから貯める、というケースもありそうです。

そんな場合でも、単純な「貯金」という選択肢はもったいない。ご存知の通り、銀行預金の金利はほぼゼロです。ろくに増えないことが問題ではありません。つまり、預金すると、お金は使われるその日まで眠ってしまうのです。当然、子どもの関心も薄れます。

そんな「死蔵」の道を選ぶくらいなら、子どもに投資家デビューを提案してみてはどうでしょうか。投資信託ならごく少額で、株式や外貨資産にも投資できます。子どもの口座で、となると準備が大変なので、親の口座を通じた間接投資で一口乗る、というのが手軽かもしれません。

反応
「子供にお金を持たせるなんて早い。」「無駄遣いするに決まっている。」と言っている親は、その程度の育ちしか受けていないドケチ。

貯金する能力がありません。。

貯金といいつつ親が・・・

お年玉もそうだけど、子どものうちからお金の使い方とか税金については勉強させるべきやと思うわ。