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【モバイル決済キーパーソン】PayPay 馬場一 副社長執行役員COOロングインタビュー「キャッシュレス時代の新たなプラットフォームへ」

――それでは、「100億円あげちゃうキャンペーン」が終了した後の次の打ち手についてはどのようにお考えでしょうか。

何よりもまず、ユーザーに使い続けてもらうための策を考えていく必要があります。今回の「100億円あげちゃうキャンペーン」でユーザーがどのような場所でどのような支払いをしたのか、満足度はどれくらいなのか、データを研究して次の打ち手に活かしていきたいですね。

また、2019年の1月10日ごろから順次今回のキャンペーンで還元される残高がユーザーに付与されていきます。還元額合計100億円分がどのように使われるのかという点も合わせて見ていきたいと思っています。コンビニなのか、家電量販店なのか、それとも誰かとコミュニケーションを必要とする居酒屋のような場所なのかなど、具体的な施策を検討するのはその後ですね。

(中略)

――PayPayでは、加盟店に対しても2021年まで決済手数料無料という施策を打ち出していますね。加盟店開拓についてはどのような戦略があるのでしょうか。

我々は「日本のどこでもPayPayが使えるようになる」ことを目指しています。日常的に立ち寄る機会の多いコンビニ等への導入はもちろんですが、PayPayをどこでも使えるようにするためには、中小規模の店舗へ導入していくことも必要になります。

したがって、比較的規模の小さな店舗でも導入しやすいよう、可能な限りコスト面でのハードルを下げています。コンビニや量販店ではキャッシュレスで決済ができても、近所のラーメン屋さんで使えないとなったら結局現金を持ち歩いていなければなりませんからね。「近所のラーメン屋さん」のような個店にも是非PayPayを導入してもらえるよう、PayPayの良さを伝えていきたいと思います。


ソフトバンクがPayPay対応のラーメン券売機を開発するしかねーな。