百貨店






止まらぬ百貨店閉鎖 「リーマン」以来2ケタ台  :日本経済新聞

地方百貨店の閉店が止まらない。大手の三越伊勢丹ホールディングスに加え、山形県の大沼、北九州市の井筒屋といった地方の雄も相次いで撤退を表明。2019年の閉店数は「リーマン・ショック」に揺れた10年以来、9年ぶりの2ケタ台に乗る見通しだ。

(中略)

仙台(市)に行けば、三越や藤崎などの店があるし、何でもそろう」。山形市に住む60代女性はちょっとした買い物をする際、選択肢として地元の百貨店、大沼(同市)が浮かぶことはない。仙台までは車で1時間。両都市を結ぶ高速バスは1日に80本運行し、価格は回数券なら片道783円と好条件がそろう。

それだけではない。山形県に住む40~70歳代の男女10人に大沼について聞くと、全員が「店は残ってほしい」と訴えた。一方で「買いたいブランドがない」「駐車場が不便」などの不満が噴出。「応援はしたいが、買うものがない」――。そんな構図が浮かび上がる。

(中略)

日本百貨店協会(東京・中央)によると、18年末時点の百貨店数は219店と、ここ10年間で61店減った。高額品不振の嵐に見舞われたリーマン・ショックの余波を受けた10年には、西武有楽町店(東京・千代田)など計10店が閉鎖。その後は訪日外国人の消費効果もあり、閉店数は1ケタ台にとどまっていた。

だが今年は大沼以外にも、三越伊勢丹ホールディングスが伊勢丹相模原店(相模原市)、同府中店(東京都府中市)の閉鎖を決定。一時閉鎖を含めた年内の閉店・閉鎖予定(5月27日時点)は10店に達する見通しだ。

反応
百貨店という業態自体が時代に合ってないんだから、仕方ない

この記事では触れてないけど、結局地方で賃金が伸び悩んでいるのが一番の原因だろうなと思う

都心の百貨店もインバウンド需要があったおかげで生き延びている気がします。内需だけじゃ都心も地方もきつそう。外国人観光客が少ない地域はこういう流れになりますよね…

リーマンショック級の事態ですね。
地方の景気は、相当に悪いのではないでしょうか?

リーマンショック級きたで・・・