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ミスター年金「年金制度破綻は大ウソだ」 | プレジデントオンライン

繰り返しメディアで取り上げられる「年金制度の未来」。唱えられる「制度破綻」といった悲観論は本当なのか。制度を知り尽くした専門家が、豊富なデータをもとに徹底解説する。

(中略)

「公的年金制度の将来」について考えてみましょう。

将来推計が示す通り、公的年金の対GDP比は長期的に安定しています。もはや公的年金制度が破綻することはありません。ですが、給付水準は少しずつ引き下げられていきます。マクロ経済スライドとは、「現役世代の保険料負担に上限を設け、積立金を活用しながら現役が負担できる範囲内に年金給付を調整する」という仕組みです。すでに現役の保険料率は上限に達しているのでこれ以上増えません。18年の物価変動率は+1%、名目手取り賃金変動率は+0.6%でしたが、マクロ経済スライドが発動されたので19年度の年金額の改定率は+0.1%になります。

つまり、マクロの制度は維持できても、ミクロ――個々の受給者にとっての公的年金の所得保障機能は今後少しずつ縮小していくということです。従って、これからの公的年金制度の課題は、基本設計をいじるような大ぶりの制度改革ではありません。「引退後の所得保障」という公的年金の本来機能を維持するための「ミクロの給付水準確保」を目指した改革になる、ということです。

ミクロの給付水準を確保するためには、マクロ経済スライド調整期間を短くすることが必要です。調整期間の長さは基本的に2つの要素で決まります。ひとつは将来の労働力人口(=被保険者数)、つまり支え手の数。出生率の回復・労働力人口の増大がまず一番の処方箋です。

もうひとつは現役世代の賃金=保険料の伸び、つまりは経済成長です。成長して給与や保険料収入が増えればそれだけ年金財政は安定し、将来の給付も確保できます。経済成長率と年金財政との関係は運用利回り、賃金上昇率、賃金と物価の関係など複雑な要素があるので話はそんなに簡単ではありませんが、基本的には経済成長は年金財政の安定にプラスに働きます。

反応
現政権擁護の記事にしか感じられないですね
どれだけ細かい数字を並べようが、年金を受給出来る年齢はどんどん上がり、金額は相対的に減っている
庶民にとってはそれが現実です

そりゃあ支給開始時期を遅らせたり、支給額を減らし続ければ制度の存続は可能だろうよ。
でもそれは、老後の生活の頼りになることを放棄するということでしょ。

税金はきちんと払います、ただ少ない年金で無理して生きていくより自死を選択できる制度を作ってほしい。

このミスター年金とか言われる人たちにすれば、10円でも年金支給されれば制度は破綻うしてないとするんだろう。

年金はないものと思って貯金しておきます。

支給年齢引き上げと金額引き下げの時点で十分破綻しているんだよなぁ。