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心理専門家が「褒めて伸びるタイプ」自称する学生を不採用にした訳 - まぐまぐニュース!

会社員時代、人事部に所属していた時、採用設計とか面接設計とか、それこそ面接の仕事の責任者をしている時期がありました。その時にふと気づいたことは、いつの時期からか「私って褒められると伸びるタイプなんです」と面接でいう学生が増えてきたということです。

あなたはこの発言を聞いてこんなふうに自分をさらけ出せるなんて、なんて素直でいい学生さんだって思いますか?僕は思いません。「うわ~、なんでこんなこと言うのかな~もったいないな~」って思ってました。

だって、まだお客さんにも会社にもチームメイトにもまだ何も貢献していないのに、「私を褒めてくれ!」「叱られると折れますよ!」と先に欲求してきているわけで…。

厳しい言葉でいうなら「欠乏欲求丸出し」です。

なので、こういう学生さんは、大変申し訳ありませんが、ミニコーチングをして「強み」をもっと明確にするようなサポートをしてから丁重にお断りしていましたm(__)m

自分の居場所を作るには、それ相応の努力が必要です。見せたい自分も、見せたくない自分も全部丸っと相手にぶつけ、それに対して相手からもぶつけられ、相互にわかり合おうとする努力があって、互いのことを相互に尊重理解した時にはじめて、安心できる自分の居場所を確保できるんです。

そうした努力をする前に、自分側には「怒らないで」と保険をかけて相手にだけ「褒めて」と期待するというのは、子供ならわかりますが、大人としてどうかと僕は思ってます。


まぁ職場に入ってからならともかく、面接ではマイナスだろうなぁとは思う。そこは賢くならんと。