損保ジャパン
合理的すぎるよなぁ。
「社員1人あたり年収250万円引き下げ」だけじゃない、介護への配置転換で利益を生み出す損保ジャパンの”錬金術”とは? (2019年6月26日) - エキサイトニュース
低金利で金融各社が苦しむ中、同社はITを駆使した業務の効率化を推進することで2017年度比4000人の人員削減を進め、余った従業員を介護などを手がけるグループ企業に配置転換し、新規採用を抑えるというもの。
希望退職者の募集は予定しておらず、人件費などを年間約100億円圧縮できるとしています。
◆社員1人あたり年収250万円を引き下げ
4000人を削減した結果、人件費などが約100億円圧縮される損保ジャパン。言い換えれば配置転換で整理の対象となる社員は単純計算で1人あたり250万円の年収ダウンとなることを意味します。
また、同社は希望退職者の募集を予定していないため、もしこの配置転換に納得できない場合は自己都合退職に。つまり一般的な希望退職制度で用いられる「割増退職金」を負担しなくて済むわけです。
業種や会社の規模によって異なるものの、大手メーカーで1人あたり1000万円前後とも言われる割増退職金。生保・損保大手であればさほど変わらないものと考えられます。
つまりもし割増退職金を1人1000万円とすれば、実に400億円もの「節約」に成功し、さらに毎年100億円の費用圧縮を図ることができるわけです。
なお、損保ジャパンが社員を配置転換させる介護事業は2015年に「ワタミの介護」を210億円で買収することで手に入れたもの。210億円の事業買収が数百億円の節約や費用圧縮へと変わる、まさに錬金術です。
損保ジャパンえげつねえな
— 外資系コアラ (@KoalaFinance) 2019年6月26日
①200億で不人気な介護会社を買収
②4,000人のリストラ対象者に介護事業への異動通知を出す
③多くの人は移りたがらずそのまま退職
④自己都合退職なので割増退職金(1,000万/人→計400億)を支払わず済む
誰だこの200億も得するスキーム考えたFAは。
私、この種の案件担当したことありますが、年収一千万円の方が徹底的にいじめられます。なぜなら仕事ができない割に給料が高く、周りからものすごく妬まれるからです。一ヶ月も持たないで欠勤か退職しますね。金銭解決型の解雇ができた方が人道的だと思います。 https://t.co/TqIdYxGhAW
— 向井蘭 (@r_mukai) 2019年6月25日
反応
これは真似する企業ありそう
さらに関連生保のひまわり生命では介護保険を販売し、契約者を自分とこの介護施設に斡旋するサービスまでする徹底ぶり。 AI化で仕事が無くなる斜陽産業は収益の多角化が激しいですね。
損保ジャパン頭良すぎる発想すけれど、これは怖いですね。 全く思いつかなかったです やっぱり雇われてる限り安息はないってこと。
会社が配置転換しただけなので辞めれば自己都合退職、退職金半分てやっですね(-_-;)
合理的すぎるよなぁ。