ニンテンドースイッチ ライト






任天堂はなぜ、最大の特徴を捨ててまで新型「スイッチ」を作ったのか(渡邉 卓也) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

常版は、家ならテレビに繋いで大画面で遊ぶことができ、そうでない状況では携帯モードでどこでも遊べるというのが売りだった。いわば「ハイブリッド制」、つまり据え置きゲーム機と携帯ゲーム機のハイブリッドであることによって注目され、かつそれが成功において重要な要素のひとつだったわけである。今になって、任天堂がその要素を無くした新モデルを出すのには、どういった理由があるのだろうか。

・「最大とも言える特徴を取り払っていいのか?」。任天堂がこれと同じようなことをするのは初めてではない。ニンテンドー3DSでも似たようなことをしている

・ニンテンドー3DSは裸眼立体視という新機能を強調し、Nintendo Switchはハイブリッド制を大きく打ち出した。そういった新しいゲーム機の新機能に興味を持つのはコアなゲーマーだろうし、ソフトが揃ってくればその魅力だけでより多くのファンを引き寄せることができる。すでに通常版は発売から2年近く経っているため、より多くの層にアプローチする段階に変化した

・ライトはハイブリッド制は捨てたものの、「据え置き機レベルのゲームを携帯できる」という重要な部分は引き継いでいる

・ライバルも少ない。ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2011年にPlayStation Vitaを発売して以降、新たな携帯ゲーム機を出していない。そのため、このハードで乙女ゲーム(いわゆる女性向けゲーム)を楽しんでいた人たちも次のゲーム機を探しており、それがNintendo Switchになりつつある。

・Nintendo Switchはライトが登場することにより、単なる据え置き機でもない携帯機でもない、“任天堂独自のゲーム機”という立場がより明確にされていくはずだ。そして、それこそ本当に「1人1台」の時代が来るかもしれない。


3DSの3D機能は死んでいたけど、TV出力削除はなぁ。正直海外市場だとTV出力有る無しの差は大きいと思う。