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300万人男余りでも女性が婚活で苦労する背景 | ソロモンの時代―結婚しない人々の実像― | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

未婚男性は未婚女性より約340万人も多いという「男余り現象」については、こちらの記事(『「未婚男性」は未婚女性より340万人超多い現実』)で紹介しました。20~50代でも約300万人の男余りです。これだけ「男余り」ならば、結婚したい女性はよりどりみどり、婚活には苦労しないようなもの、と思うのですが、どうやら現実はそうでもないようです。

婚活の現場では、「そもそも男性の絶対数が少ない」「男性参加者が少なくて、婚活パーティーが単なる女子会になってしまう」などという声も聞かれます。未婚男性の絶対数が多いのに、婚活の現場ではどうしてこうした逆転現象が起きるのでしょうか?

その1つの理由は、未婚男性だからといって全員が「結婚したい男」ではないから
よくテレビや新聞などで「出生動向基本調査によると、結婚したい男女は9割もいる」という言説が流れますが、あれは正しくありません。

結婚に前向きな18~34歳までの未婚男性はたったの4割程度しかいません。一方、同じ年齢の女性でも5割です。二者択一の無理やりな選択で「結婚するつもり9割」だとしても、実際、結婚意欲があるといえるのはその半分程度であり、この傾向は30年前から変わっていません。

そして、重要なことは、男女の間には1割の乖離があるということです。



400万円以上ある未婚男性は2割弱
2018年内閣府の実施した「少子化社会対策に関する意識調査」[結婚を希望している者で結婚していない20~49歳の女性を対象、n(調査数)=1343]によれば、女性が希望する相手の理想の年収は、400万~500万円が26.2%と最も多く、全体の72%が400万円以上を希望しています。

あくまで希望ですから、それをとやかく言うつもりはありませんが、20~34歳の未婚男性の年収分布は、400万円未満で81%を占めます(年収額不明を除く)。

つまり400万円以上の年収のある未婚男性はたったの19%しか存在しないのです。差引き、53%の婚活女性は余ることになります。前述した結婚したい未婚女性人口である308万人にこの53%を乗じると、163万人もの婚活女性は希望どおりにならないという結論になります。

(中略)

たとえ300万円台に条件を下げたとしても158万人の女余りであることに変わりません。もう八方ふさがりです。結婚したい男女が集う婚活の現場で、希望にかなう相手を見つけようと思っても、基本的には女性が余るという構造は変えられません。

ただし、この計算の中には、結婚意欲のない残り半分の未婚男性が除外されています。年収条件を度外視すれば、20~34歳で結婚意欲のない未婚男性は、364万人もいます。この中には、今現在は学生であったり、働いていても収入が少なかったりする男性も含まれます。が、今はそうでも、将来性のある人もいるでしょう。

これまで説明してきたように、結婚したいという男性の中から希望の相手を見つけるのは、極めて厳しい戦いが予想されます。あえて、そこでは勝負せず、ブルーオーシャン戦略を取るほうが賢明かもしれません。

反応
現時点で年収400万以上な50台を狙うんじゃなくて、今は400万なくとも将来は超えそうな若者を狙うのが良いと思うの。

男も女もみんな婚活始めるの遅いんだよな。全然人の事言えないけど。早く結婚してダメならすぐ離婚するぐらいが実はバランスが良い気がする。と今になって思う。

男性側の意欲の低さからすると、ひところの見合いの斡旋みたいな風潮は婚姻率上昇に貢献してたのかもね

女が高望みしてるからなんかじゃなくて、やっぱり婚活市場だと女余り

結婚は良いもんだと若者にアピールするようなニュースが無いからなぁ。そりゃ「いつかは」と及び腰になるわ。