二ノ国






二ノ国 - 映画レビュー - 映画『二ノ国』レビュー

映画版『二ノ国』の最も優れている点は、「対となる2つの世界」というシリーズの設定ありきの物語が構成されているところだろう。ゲームの初代『二ノ国』でも現実世界「一ノ国」の少年が魔法の世界「二ノ国」にやってきて、それぞれの世界で命の繋がった人々を助けるという王道ながらも夢あふれる冒険が綴られていた。だが、その設定がストーリーとうまく連携していたのかと言えば、疑問が残る。続編『二ノ国2 レヴァナントキングダム』ではほぼ完全にファンタジーだけの物語になり、そもそも「一ノ国」はほとんど描かれなかった。今回の映画は、2つの世界を跨ぐ恋愛物語を描くことで、今までで最も二ノ国らしいストーリーを紡ぎだ出した。

(中略)



最後のオチも納得いかない。観なおすと、伏線が引かれていないわけではないとわかるが、それでも矛盾は簡単に指摘できる。先日レビューした『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の最後について、筆者はオチそのものに問題があるというよりも、裏付けされていない点を問題として挙げた。それと比べて、映画『二ノ国』のオチは裏付けも浅いが、内容も根本的に賛同しかねるものだった。友情や愛の物語が全部ウソだったような気分で、試写会を後にした。


今週公開か。話題になった映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」と比較する声も出てくると思うけど、どうなりますかね・・・。ドラクエ感想まとめ記事で「公開初日は比較的ポジティブ」だということが分かったので、今後は2日目以降にします。