アナリスト






http://www.ace-sec.co.jp/daily/analyst/200612r1000.pdf

①2020 年 6 月 12 日に SIE は、次世代ゲーム機「PS5」の動画を公開した。内容は、主なタイトルとデザイン、周辺機器の発表であった。ゲームタイトルに関して、特段のサプライズは無い。

②今回発表されたデザインについて、エース経済研究所では非常に不安視している。過去のゲーム機で、白を基調としたデザインゲーム機で販売に成功したものがほとんどないからだ。90 年代に入って成型技術が向上して以降、何度か白色のゲーム機が登場し PC エンジン・PC-FX、ドリームキャスト、XBOX360、Wii、WiiU として発売された。しかし、これらのうち成功したのは、Wii しかない。

③SIE は、PS4 が販売好調だった理由をサードパーティの AAA タイトルにあると考えているようだが、過去のゲーム機販売を見る限り、「サードパーティの AAA 級ソフトこそが普及の決定要因」とされていたことは、実は迷信だったと言わざるを得ない。

④今回の動画ではトゥーンレンダリングのゲームが多かった印象。エース経済研究所では以前から指摘している通り、日本のアニメが世界的に人気となり、若い世代にアニメ調のグラフィックを受け入れる下地ができていること、さらに 2017 年にトゥーンレンダリングの「ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド」が大ヒットしたことで開発者に影響が出たと考えている。

⑤国内の「Nintendo Switch」は、「Switch Lite」が発売されて以降、販売トレンドが上方にシフトしている。以前は、スマートフォンに駆逐されるとの見方もあったが、Switch の成功もあり、そのような考えは、もはや消えたと言っていいだろう。データからわかることは、ソフトウェアの力ではゲーム機を売ることが難しいのであり、ソフトウェアがハードの趨勢を決めるという考えが「迷信」なのである。

⑤エース経済研究所では、PS5の2021年3月期販売600万台、2022年3月期同1500万台の予想を据え置く。ただ、デザインとスタイルを見る限り、この数字は上限であろう。Switch のような爆発的ヒットは困難になったと考えている。


いつもの奴。日本ではそんなに売れないと思うけど、海外は価格次第やろうな。というか、安田氏も任天堂信者もそうだけど、日本市場とワールドワイド市場の都合が良い部分だけ取り上げ我が世の春みたいにウッキウキしているのは相変わらず頭がおかしいとしか。