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「プレステ5」発売でついに統一!決定ボタンは「○」か「×」か問題(金子 大輝) | マネー現代 | 講談社(1/4)


コントローラーをデザインした元ソニーの後藤禎祐氏は、かつて『ファミ通』のインタビューで、次のように語ったとされる。

I had it represent one's head or direction and made it green. Square refers to a piece of paper; I had it represent menus or documents and made it pink. The circle and X represent 'yes' or 'no' decision-making and I made them red and blue respectively.(参照元はこちら)

(筆者訳:向きや方向を示すボタンにはグリーンを。□は紙、メニューや文書を参照するもので、ピンク色に。○と×は「はい、いいえ」の意思決定を示すもので、それぞれ赤と青にしました)

○×のほかにも、それぞれ大まかな意味が割り振られていることにも驚くが、やはり○×が意思決定を意図したものであることは、デザイナーの証言からもわかる。

北米版のゲームでは「×」が決定ボタンである理由は、長い間ゲームファンの論争の的になっているが、ここでは一般論的に語られることが多い、「マルバツの海外との認識の違い」について触れておきたい。

すなわち、テストの採点などにおいて、日本などでは○=正解、×=間違いであるのに対し、海外では○=間違い、×=正解(正確にはチェックマーク)であり、海外では×が決定ボタンになった、という説だ。

また、赤い色はポジティブ、青い色はネガティブなイメージで使われるのに対し、海外では赤がネガティブ、ポジティブなのはむしろ緑であるとされる。そう考えると、最初期のデュアルショックは海外にとって若干の違和感を持って受け止められた可能性がある。

ただ、この説にもさまざまな反論がある。まず、英語圏では○自体が何かを示す記号ではないという説。また、英語圏では正解=チェックマーク、間違い=×と示す場合もあるという。

これらのことから、「日本と海外でマルバツ逆説」は、有力でありながらも両文化の差を決定づけるものではないように思える。

また、そもそも「×」は「バツ」ではなく、インターネットブラウザを閉じるときの「X(エグジット)」と同じ意味であり、「エックス」と発音すべきとする向きもある。ただ、これはプレステUKがツイッターで公式に否定している。よく考えてみれば、このボタンが「エグジット」を意味するのであれば、選択・決定キーにふさわしいものではない。

結論をまとめると、さまざまな意見はあるが、あくまで「マルバツ文化の違い説」は事後的に巻き起こったもので、キーの割り振りに決定的な影響を与えたものではない、と筆者は考える。

また、あくまで推測だが、北米で「×=決定」を印象付けるようなヒット作が過去に発売された結果、このような分断が生まれた可能性は考えられる。


これに関しては諦めて慣れるしかなさそうやな。PS5時点ではSIE幹部も「コントローラー配置は変えない」と言ってたけど、PS6の頃にはXbox配置に変わっても驚かない。