セブン






セブンの食品がコンパクト化している本当の理由…“上げ底容器”に隠された秘密とは

最近、SNSなどを中心に、セブン-イレブンの弁当などの商品が、実際よりも中身が多く見えるようにつくられた「上げ底」仕様になっていることが話題となっている。

 値段は変えずに容量を減らす「ステルス値上げ」ではないかと批判の声が上がっているが、逆にいえば、原価や流通コストが上がっている中、おいしそうな見た目を生み出そうという「企業努力」ともいえる。ある意味で技術の結晶である「上げ底容器」や、芸術的な「盛り付け」が生み出されている事情に迫った。

(中略)

セブンの食品容器がコンパクトになった背景には、お弁当だけではなく、サラダやスイーツを一緒に買う客が増えたことが影響していると考えられる。

 さらに、コロナ禍で外食を控え、家で食事をする世帯が増加したことがコンビニの食品容器に与えている影響も無視できない。コンビニで食品を買って、すぐに食べるのではなく、冷蔵庫に保管して後で食べるという人が増えているため、コンビニ各社は、自宅で使われる一般的な500ワットの電子レンジでも早く温めることが可能な容器の開発を進めている。

 早く温めるために、底に凹凸をつけたり、絞り底にして食品の中に熱を通りやすくすることは有効で、容器の熱伝導率を上げてレンジアップの時間を短縮しようという、開発側の創意工夫と考えることもできるのだ。

 多様化する消費者のニーズにフレキシブルに対応することで、日々進化を遂げているセブンの弁当容器。もちろん、「上げ底ではないか」という声も消費者のリアルな意見には違いないが、その裏側も意識すると、少し見方が変わってくるかもしれない。


企業努力や裏側が顧客に向いていない時点で何を言ってもなぁ。