東京五輪「新型コロナに打ち勝った証し」の表現消えた…バイデン氏からは開催の直接支持なし:東京新聞 TOKYO Web

【ワシントン=金杉貴雄】菅義偉首相は日米首脳会談後の共同記者会見で、東京五輪・パラリンピックについて「世界の団結の象徴として開催を実現する決意を会談で伝えた」と明かした。一方のバイデン大統領からは「決意に対する支持」はあったものの開催自体を直接支持する発言は得られなかった。首相の説明からは「人類が新型コロナに打ち勝った証し」とした従来の表現が消え、米側記者から「開催は無責任」と厳しい質問が飛んだ。
 米国は五輪に世界最大規模の選手団を送り、大企業のスポンサーも抱えるなど大きな影響力を持つ。日本は新型コロナウイルスの感染が国内で再び拡大し、ワクチン接種も先進7カ国(G7)の中で最も遅れている。開催に突き進む首相は開幕まで100日を切った段階での今回の会談で米大統領から明確な「お墨付き」を得たかったが、期待通りにはいかなかった。
 バイデン氏は以前から「安全に開催できるか科学に基づき判断すべきだ」との姿勢を崩しておらず、日本国内での感染状況を注視しているとみられる。
 首相はこの日の記者会見で、五輪開催の意義としてこれまで何度も繰り返してきた「人類がコロナに打ち勝った証し」との説明をしなかった。海外からの観客受け入れを断念し「何のための開催か」と疑問の声が国民から上がる中、理由付けに苦しんでいるように映る。


反応
「打ち勝った証」として開催するのなら延期した方がいい。このままゴリ押しで開催しても火に油。ますます感染者を増やすだけでは。そうなれば日本が世界中から批判の対象になりかねない。仮に大会中にクラスターになったらどうする。

1年間延期となってから日本のコロナ対策は何の変化もなく続いている。コロナに打ち勝った証は何もなくワクチン頼み。

大統領、五輪開催を直接指示する発言なし。
首相、「人類が新型コロナに打ち勝った証し」との表現消える。
米側記者「開催は無責任」との厳しい質問に二人共スルー。
終わったね。

コロナに負けて日本人が感染しまくっても強行しますって開き直ればまだいいのにな。