斎藤氏は,プロデューサーはゲームを商品だと考え,会社の収支につなげることが第一だが,作品性を気にしなくていいわけではないと語る。ディレクターは作品性を重視すべきだが,商品性をないがしろにしていいわけではなく,どちらもバランスが重要だとした。

 ヨコオ氏にとってディレクターは,「面白さ」ではなく「買う意味」をデザインする仕事なのだという。絵が好き,音楽が好きなど,面白さ以外の魅力も商品にはあり,それらを組み合わせることで新しい購入理由を作ることが重要だとする。NieR:Automataは,面白くなくてもいいから,プレイヤーがほかの人に話したくなったり,記憶に残ったりするような商品を目指して制作したと語った。

 最後に,斎藤氏はヨコオ氏が生きているあいだは,NieRシリーズを出すことを断言した。しかし,すぐには出せない事情があるようだ。ヨコオ氏と一緒に取り組んでいる別のプロジェクトがあり,それについては来年のどこかで話したいと述べ,講演を締めくくった。

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