ソニー傘下の米ゲーム開発企業Naughty Dog(ノーティードッグ)が、つい数年前に発売したばかりのタイトルを含む過去作品のリマスターやリメイクを繰り返していることは、ゲーム業界では繰り返しジョークの種になっている。この週末、2020年発売のPlayStation 4向けタイトル『The Last of Us Part II』(TLOU2)のPS5向けリマスター版が2024年1月19日に発売されることが明らかになると、こうしたリマスターの是非をめぐる論争が再び沸騰した。
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オリジナル作品の発売間隔が最も長くなっているのは2020年から現在までで、完全新作がないまま2024年を迎えようとしている。その理由の1つは、ソニーの新方針であるライブサービス事業強化の一環として、ノーティードッグがマルチプレイ専用ゲーム『The Last of Us Factions』の開発に取り組んできたことにある。同作の開発は難航しており、同じくソニー傘下のBungie(バンジー)がそのクオリティに難色を示したことから、開発リソースが引き上げられたと伝えられている。