『グランド・セフト・オートV エンハンスド』はGTA6のプレビューとなる可能性 : ゲームかなー速

最近リリースされた Grand Theft Auto V Enhanced Edition におけるレイトレーシンググローバルイルミネーションの包括的な実装は、Grand Theft Auto VI 機能のプレビューである可能性が高いようです。

Digital Foundryの技術専門家は本日、今月 PC 向けにリリースされた Rockstar Games のシリーズ 5 作目の新バージョンの分析を発表し、新機能の詳細と、PlayStation 5 および Xbox Series X|S バージョンとの比較を示しました。この新しい PC バージョンを他のバージョンと一線を画す機能は、レイトレーシングによるグローバルイルミネーションの包括的な実装です。これだけでも、この技術が Grand Theft Auto VI 用に開発され、前作にバックポートされたことがわかります。通常、開発者がプラットフォーム専用のレイトレーシング機能を実装する場合、それは限定的な形で行われます。たとえば、RTGI が太陽にしか機能しない Dying Light 2 や、RTGI がピクセル単位では機能せず、プローブのある世界にのみ適用され、視覚的なアーティファクトを引き起こす The Witcher 3 などのゲームがそれを物語っています。

方、グランド・セフト・オートV 拡張版では、RTGI はピクセル単位で機能するだけでなく、ランダムな光から安定した一貫した反射光を作り出す機能も備えています。これは実装が容易ではなく、多くの作業を必要とします。同じ技術は、マテリアルの放出に加えて、グランド・セフト・オート VI の予告編でも大きく取り上げられており、拡張版の新機能は、今年後半に発売されるシリーズの次の作品で取り上げられる技術のプレビューであることがさらに示唆されています。

同じ Grand Theft Auto V Enhanced Edition RTGI 技術がシリーズの次の作品に採用される場合、Digital Foundry は Enhanced Edition の動作が、続編の基本コンソールで期待されるパフォーマンスの指標になると考えています。この技術は巧みに最適化されており、GPU に特に負担をかけるわけではありませんが、CPU に負担がかかり、現在の基本世代コンソールの CPU に匹敵する Ryzen 5 3600 CPU では、1440p 解像度で NVIDIA DLSS を品質モードで使用して、安定した 60 FPS でゲームを実行することはできません。これは、公開トレーラーが 30 FPS で動作していることと合わせて、Grand Theft Auto VI が基本コンソールで 30 FPS に制限されることをさらに示唆しており、多くの人がそう考えているようです。

【Amazon】【Kindle】セールまとめ