「モーターストーム北米版」がやっと到着しました。日本国内で北米版を購入した人が何名存在するのかは不明ですが、昨年12月上旬に発売されたソフト不足解消の救世主「モーターストーム」を現在でも愛好するPS3ユーザは少なくないでしょう。北米版を購入した人の大半が既に国内版を所有している人だと思われます。

北米版は、オンライン機能を追加した「完全版」という形で満を持して発売されている訳ですが、先行発売された日本国内版の機能追加情報が全く無い事に対しては確かに残念としか言えません。まぁ私は北米版を購入すると言う対応策があるだけマシかなと思ってしまう性格なんでアレですが、折角のPS3ローンチの傑作をより多くの人にプレイして欲しいと言う気持ち誰よりもあります。

さて、前置きで終る気は無いので早速プレイしてみました。

起動するとまずは言語が選べます。英語・フランス語・スペイン語から選べますが、どうせなら先行発売の日本語も入れてくれい(笑)

まぁモタスト自体は日本語が余り意味の無いゲームですので、英語版だからといって困ることは全くありません。起動するとメニュー画面に「ONLINE」が選択できるようになりました。勿論目当てはオンラインプレイです。

オンラインモードを起動しますとUSとAUSのロビーサーバが選べます、時差の関係で思ったよりも人数が少ないなと思いましたが、適当なロビーに飛び入り参加しました。既にレース中のロビーでしたのでレース終了まで待つことになります、レース状況が判らないままに放置されてしまいますので、レースモニタとかがあれば待ち時間も楽しいんですけどね。

レースが終了すると車種が選択できるようになりました。まぁ適当にバギーを選んで待っているとレーススタート。相変わらずBD-ROMのロードは長めですが、読み込んでいるデータ量を考えると仕方ないかなとも思います。HDDのインストール機能があれば喜んで25GB提供するんですけどね(笑)

レースが始まるとイキナリ弾き飛ばされてクラッシュしてしまいます。従来のオフラインモードなら絶妙な三味線具合でこちらのレース展開に合せてくれるのですが、オンラインでは手加減などありません。「あーあ、ドベ決定やなぁ」と思いながらも真面目に走っていたら、目の前にライバルカーがチラチラと見えてきました。現金なもので俄然やる気になり、丁寧に走って抜き去ることに成功しました。ようやくドベ回避(笑)その後は何とか競り勝ってドベから2番目で終了しました。1位がレースを終えた時間から30秒ぐらいで終了するみたいです。私は残念ながら完走することは出来ませんでした。

他にも色々とやりたいことがあったので、モタスト北米版の初オンライン対戦はこれで終了になります。今度はUSサーバが混んでいるであろう時間帯に突撃してみようかな。

大好きなモタストのオンラインをプレイした感想ですが、「オフラインモードは偉大だ」と言う事です。先ほども書きましたがモタストがオフラインモードだけでも傑作として君臨している理由は美麗なグラフィックや音楽だけではなく、敵車AIの絶妙なバランスによる「面白いゲーム」を我々に提供しているからです。

でも、オンラインにはオフには無い魅力があるのも事実。モタスト北米版は奇跡のバランスを実現したオフラインモードと、無限の可能性を秘めたオンラインモードを搭載した「PS3レースアクションの決定版」です。

しかも来月あたりからダウンロードで車両やコース、ゲームモードが追加配信されるみたいです。確かに輸入購入しますと日本版の倍近い価格となりますし、日本語版のオンライン追加パッチについてもまだ十分に可能性がありますので無条件に北米版を勧める気にはなりません。しかし「モーターストーム」に魅了されたゲーム好きの一人として、待望のオンライン機能を先行できる楽しみに代わるものは無いでしょう。