引越しの際にたくさんのモノを処分してきました。粗大ゴミに出したモノ、ネットオークションで小銭にしたモノ、知人友人に引き取ってもらったモノ。面積としては半分以下、実際の居住スペースでは1/3程度に縮小される訳ですから仕方有りません。

捨てるだけではあまりに侘しいと思い、新生活にあたり新たに購入したモノもあります。その一つが電子ジャーです。今までは5千円程度で購入した安いマイコンジャーで特に不満は無かったのですが、秋以降の引きこもり生活に伴い自炊がメインとなるでしょう。「どうせなら旨いご飯を食べてみたい」と思ったのです。

今まで全く興味が無かった炊飯器ですが、調べてみると驚くほどのハイテク合戦が繰り広げられてました。値段も定価ベースで10万円以上の高級品まで存在します。ネットオークションで小銭は稼いでましたが、炊飯器で5万円も出す気にはなりませんでしたので予算は2万円前後と決めました。

さて、最新のハイテク炊飯ジャーのトレンドを少し調べてみました。「IH」「圧力」「厚釜」「遠赤外線」「超音波」等々の様々なキーワードが踊ってます。基本的には「いかに高い熱量を均等に出力するか」の手段と考えても良いでしょう(超音波は少し違うみたい)。多くの技術を詰め込んだジャーが結果的に高価な機種となってますが、食べ比べる事も難しいので値段と機能数とブランドで購入機種を絞ることにしました。

値段は前述のとおり2万円前後と決めました。スペックを見てみると「タイガー 炊きたて JKC-R100」が「IH・厚釜・遠赤外線」と同一価格帯では複数の機能を詰め込んでいるお買い得機種になっています。しかし「圧力IH」じゃ無いのが引っかかりました。ナショナルは全体的に高めで派手な機能が少なめで、逆に日立・東芝は目立つ機能を目玉にした製品が主力となっています。

結果購入したのが象印「極め炊き NP-HT10」でした。値段も18000円弱と手ごろでしたし。厚釜機種も検討していたのですが、圧力IH+厚釜となると象印では2.5万円程度まで跳ね上がります。2万円前後ではサンヨーや東芝あたりもバランスの良い製品を出していますが、象印のチタンカラーが気に入ってしまいました。ハイテク信者としては珍しく、デザインとブランドが最後の決め手になったわけです。

さて、到着したジャーで早速ご飯を炊いてみました。近所のスーパーで買った無洗米「ひのひかり」だったのですが、まぁなんといいますか当然のように美味しく炊けました。今まで使っていたジャーは無洗米を使用するときは若干水の量を調整する必要があったのですが、最近のジャーは無洗米コースや無洗米専用軽量カップとかもあるので煩わしさはありません。引越し先のスーパーで無洗米コシヒカリも2,000円程度で売ってましたので、「ひのひかり」が終ったら次はコシヒカリに挑戦ですな。