性格的に堪え性が無いようで、待つのが人一倍嫌いだったりします。春のドラマも「わたしたちの教科書」と「プロポーズ大作戦」は初回から録画していますが一度も見てなかったりしますし。最終回を迎えてから休日に一気に見てやろうかと(笑)漫画も最近はある程度気に入った作品は週刊誌で読むのを止めて、完結してからコミックで読むようにしています。

ちなみに映画でも同じ事をします。マトリックスも3が出てからDVDで一気に観ましたし、スターウォーズもEP3公開直前にWOWOWで録画しておいたEP1/EP2のハイビジョン放送を観てから映画館に行きました。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」については少し状況が違いました。元々本作にそれ程興味があったわけでは無いので普通にスルーしていました。しかしシリーズ最終章「ワールドエンド」公開前にBlu-Ray版が発売され、その高画質さが評判になったので一気に興味が沸き、購入しました。気に入れば「ワールドエンド」も劇場で観たくなるわけだし。
Blu-Rayの映画タイトルは「イノセンス」「オープン・シーズン」に続いて3作目になります。2作品ともアニメですので、実写映画としては初めての視聴になります。あ「ディープ・ブルー」も映画だけどドキュメンタリー寄りだわな。

勿論映像目当てで購入しましたので、映画を観ながらも常にビットレート表示は怠りません(笑)H.264 AVCで平均ビットレートは22~25Mbps程度でしょうか?暗めのシーンは15Mbps程度まで落ちますが、画面を明るくしてみると詰め込まれている情報量の多さには驚かされます。ちなみに中盤の大嵐のシーンでは瞬間的に49Mbpsを示すこともありました。確かに画面全体の情報が細かく動いている上に、雨が降り注ぐシーンは圧縮動画泣かせでしょう。MPEG2ではある程度潰してしまうしかない状況ですが、H.264 AVCではビットレートを極限まで酷使しつつも破綻無く表現しきってしまいました。

ちなみに日曜日夜に地デジでパイレーツ1が放送されていました。私が気づいたのは終盤でしたので、一番ビットレートを酷使した大嵐のシーンは見逃してしまいました。MPEG2の18Mbpsでどこまで処理しているのか興味があったのですが、残念です。まぁBlu-Ray版を見た後では地上波デジタルで同じソースを観て比較するのは可哀想としか言いようがありません。情報量を減らして致命的な破綻を軽減している感じですね。

映画作品単体としてはどうでしょうか。時代設定のお陰で私の嫌いなハリウッド現代劇に頻繁に見られる正義感押し付けの展開はありませんので安心して見ることは出来たのですが、冒険活劇の生命線である「ワクワク感」が希薄なために全体的に大きな山場も無く無難に終了したなぁと感じました。
主人公ジャック・スパロウのキャラクターが私の当初の予想とは全然違っていたというのもありますが、活劇シーンの緊張感が殆ど感じられなかったのは残念でした。

映画館まで足を運ぶかどうかは2作目「デッドマンズ・チェスト」の内容次第になるかな。