Amazonから「ブレイジング・エンジェル」が到着しました。とは言っても今作は初代Xbox360版からの移植で、PS3北米版は昨年12月に既に発売されております。半年以上経ってのローカライズと言うわけです。ソフトの発売時期に関しては色々と不満もありますが、このようなローカライズで済むソフトならばソフト不足が深刻だった4月・5月に発売できたのでは無かったのか?と思います。

元々それ程フライトゲームが好きだった訳ではありません。ナムコのエースコンバットシリーズも映像に惹かれて過去何作かは購入しましたが、少し遊んでから「積みゲー」置き場に直行していました。

正直なところ映像的にも目を見張るものは無いと思ったこのソフトを購入したのは、SIXAXISのモーションセンサーでフライト操作を試してみたかったからです。PS3購入時点から期待している「Lair」や「Warhawk」もフライト部分操作はPS3のモーションセンサーを採用しています。飛行物操作と6軸センサーが相性良さそうなのは理屈では感じ取っていますが実際にプレイしてみないとこればっかりは何とも言えません。

実際に操作した感触としては「SIXAXISとフライト操作の相性は完璧やね」と言うところで期待通りです。と言ってもリアルな操作感覚とは違います、PCゲームでリアルなフライトシュミレータ等で遊んでいる人からすると「邪道」なのかも知れません。でも「気持ちよい」操作感覚であることには間違いありません。時代設定が第二次世界大戦ですので、登場する機体は全てレシプロ機になりますのでスピード感はそれ程無いのですが、逆にそれでSIXAXISの精度の高さが実感できます。

PS3用ゲームとしてみると及第点には程遠い内容です。オープニングのムービーは恐らくオリジナルのムービーをそのまま流用していると思われますし、実際のプレイ画面もPS3の映像性能を殆ど活用していないと思われるレベルです。特に地表を見る機会が多いゲームなんですが、地表の表現が「手ぇ抜いてるなぁ」の一言です。

対戦機能は豊富です。オンライン対戦は勿論、複数PS3を接続したLAN対戦、分割画面対戦にも対応しています。対戦機能だけではなく、スタンドアロンのアーケードモードも結構面白いので、SIXAXISによるフライト操作に興味がある人には一度お勧めします。