タイトルだけ読むと恒例のHDネタかと思いがちですが、実は8/19放送の「仮面ライダー電王」ネタだったりします。とは言っても内容とは余り関係の無い話ですが。

詳細は下記の東映公式ページを参照ください。
http://www.toei.co.jp/tv/den-o/index.asp?action=category&key=making

要するに「TV業界的には『地デジ』は不吉な言葉」と言う表現をしているのですが、皮肉と受け取るにしても意図が不明瞭で正確に伝わってきません。私のようにHD愛好家を自認していても「???」なのです。

【一般視聴者のデメリット】※8/19時点
録画データの編集が大きく制限される
CPRM対応のメディアは割高で、尚且つ再生機器が制限される
DVDやD-VHS、blu-rayに保管する場合はムーブのみ
しかもムーブ失敗時の救済が一切考慮されていない。等々

上記デメリットの全てはコピーワンスの影響によるものですが、「番組制作」側には全く関係が無いはずです。制作時の編集に制限が掛かる訳でも無いでしょうし。寧ろコピーワンスの主目的である利権保護の観点からすると歓迎してしかるべきでは?と。

となりますと「業界的な地デジのデメリット」とは何なんでしょうか?

地上波デジタルはHD映像としては低品質ですが、勿論今までのアナログSD放送やDVDとの比較は無意味なレベルです。録画編集に至る機器全てをHD対応にする予算向上、それに伴いセット等も今まで以上に予算が掛かる。映像品質向上に伴う予算の圧迫ぐらいしか思い当たりません。それでも平成ライダーがHD放送に切り替わったのは何年も前なんですが・・・。素人には計り知れない理由が他にあるのだろうか?

まぁ子供向け番組とは言え、制作側の公式ページでスタッフが書いた戯言にしては軽率かなと感じたわけです。

私個人としては「自由なSD放送か、不自由なHD放送か」と選択を迫られたら迷うことなく「不自由でもHD」を選びます。私が物心付いた頃から30年経っても文明はそれ程進歩しているとは感じていません。身の回りの判りやすい部分では携帯電話やコンピュータの普及程度でしょう。テレビもカラーに切り替わってから30年弱ぐらいでしょうか?そろそろHDTVへの完全移行を果たしてもいいんじゃないかな?と期待していのです。